<自慢できない存在>「子どもは自慢のタネ」親戚へのマウント、弁護士の妹に鼻高々~【第2話まんが】
前回からの続き。私は30代のアヤノです。幼稚園に通う3歳の娘サナと、夫のキミヤスと3人で暮らしています。娘が小さいうちは一緒に過ごす時間をたくさん作りたかったこともあり、いまは専業主婦をしています。しかし実家の母は私の選択に納得ができないようで、最近しょっちゅう電話をかけてきては「計画的に人生を考えないと」「いい加減働きなさいよ」と説教をしてきます。けれど大人になった私がいちいち母に口出しされないといけないのでしょうか。
母は定年まで会社に勤め、父に至っては今でも嘱託で働いています。だから両親にはじゅうぶん経済的な余裕があるのでしょう。いつもお金を気前よく出してくれるし、ありがたい支援を受けているとは思っていますが……。
法事の場に着くと、母は親戚たちとのおしゃべりに夢中です。母の口から出てくるのは、いつものように人の品定めをするような言葉ばかり。「あそこの家の娘さんはどこに進学して、どこに就職して、旦那さんはあの会社にお勤めらしいわよ」
地元へ向かった私は、きっと母から直接「いつまで専業主婦でいるつもりなの」と説教されるのだろうと憂鬱な気持ちでした。着いてみると案の定、母は親戚にむかって立派に働いている妹の自慢話ばかり。母はこんなふうにずっと周りに迷惑をかけてきたんだろうな……。たまりかねて父に声をかけたものの、父もまた母と同じ価値観であることを思い知らされただけでした。
夫は両親にほとんど口を出されずに育ったそうです。だけどそれは放任ではなく、信用されていたからではないでしょうか。一方の私は、愛情という言い訳のもと口を出されまくって、両親に敷かれたレールの上を走ってきたように思います。
嬉々として妹の自慢をする母と、それに対して何とも思っていない様子の父を間近で見て、私は「この人たちは変わらないのだな」と強く感じたのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・りますけ 編集・井伊テレ子