毎日書くのが億劫な連絡帳を「育児日記」に変える方法
毎日の連絡帳、どんなことを書いてる?
保育園に通う0歳~2歳児クラスの子の場合、毎朝連絡帳を提出し、夕方保育士からコメントが添えられて戻ってきます。連絡帳には、毎日の検温や排便、朝食とともに家での過ごし方について書く欄があるのですが、毎日書き続けるのは意外と大変。
帰ってきて、ご飯を作って食べさせ、お風呂に入れて、寝かせて、また起きて、ご飯を食べさせ、洋服着せて登園。「毎日、毎日、同じような生活をしているのにどんなことを書けばいいんだー!」というのが本音……だったのですが、この春から少し意識を変えてみました。
その日子どもが話した言葉、家族とのやりとりを記録
2歳半になり、だいぶ言葉も増えてきた息子は、日々いろんなことをおしゃべりしています。
保育園の帰り道、突然「どうして電話しちゃったの! せっかく寝てたのに~」と怒りだしました。最初はなんのことかとわからなかったのですが、よくよく考えてみると、1週間ほど前に夜全然寝ない日がありました。そこで「鬼から電話が来ちゃうよ~」といって、ママたちの間で話題の「鬼から電話アプリ」を見せたのです。そしたら息子は大泣き。どうやらそのことを怒っていたようでした。
また、連絡帳には先生からのコメント欄もあり、その日の出来事などを書いてくれています。それをもとに子どもに保育園での出来事を聞くときにも、とっても役立っています。
ある日のコメントに「お昼のとき、おかずを食べ終わると、もっとお肉食べたかったの~!といって食欲がとてもありました」と書いてありました。息子に「お昼ごはんたくさん食べたんだってね。お肉、もっと食べたかったの?」と話しかけたら「うん。おいしかった」といいました。「保育園の給食、たくさん食べられてえらかったね」と話しかけたら、息子はニコニコ。
その時はそれで終わったのですが、その日の夜、突然目覚めた息子は「お肉ー! お肉がいいの!」と絶叫して、そのままパタンと倒れて寝てしまいました。
翌日の連絡帳にそのことを書いたら、先生はかなりウケて、給食のときのお肉の話をもう一度ことこまかに説明してくれました。
連絡帳のコメント欄には、そんな日々のちょっとしたやり取りを書いています。
小学生になった娘の連絡帳には当時の思い出がいっぱい
現在、小学校に通う娘が4歳(今は2歳児クラスまでですが、当時は5歳児クラスまで毎日書いていました)のときに使っていた連絡帳は、娘が好きだった男の子の話でいっぱいでした。そして途中からライバルの女の子ができたこと、ライバルの女の子と親友になり、2人で取り合いしていた男の子は2人揃ってどうでもよくなったこと。さらに2人揃って別の男の子のことが好きになったこと。
またあるときは、キューティーハニーのテレビを見て「おっぱいが出てる! おしりも見えたー!!」といって大喜びしていたこと……。いろいろ書いてありました。
たわいもないことですが、あとで読み直してみるととてもいい思い出です。
連絡帳のコメント欄は朝ではなく夜書くのがオススメ
連絡帳は、朝起きてからの体温や朝食のメニュー、排便の記録などを書くので、どうしてもコメント欄も朝になりがちです。せっかくおもしろい話があっても、忙しいときにはなかなか書くことができず、結局「元気です」「電車のおもちゃで遊びました」などの一言コメントになってしまうことも。なので、コメント欄など先に書けるところは夜に書いておきましょう。保育園の連絡帳も、毎日続ければ立派な育児日記になります。
とくに0歳、1歳、2歳のときは、テレビがテビレになっていたり、エレベーターがエベレータになったりと、かわいい言い間違いも多い時期です。
期間限定の赤ちゃん言葉、保育園の連絡帳を使って日々の出来事と一緒に記録していけたらいいですね。
文・編集部 イラスト・金のヒヨコ