<イヤ~な義父に恩返し?>「困ったときは助け合い」……え、同居する気?ありえない!【中編まんが】
前回からの続き。私(アイ)は現在、夫のタカシと2人暮らしです。息子のナオキは大学2年生でひとり暮らしをしています。私は義父が大の苦手で、義実家へはほとんど顔を出すことがありませんでした。自分の考えを押し付けてくる頑固で口が悪い義父との折り合いが悪いのです。私と義父が会うと口論になってしまうため、最終的には「この家の敷居をまたぐな」と言われてしまい、義実家放免となった次第です。それからは義母がひとりでわが家に遊びにきたり、夫が息子を連れて義実家に遊びに行ったりしてつながりを持っていたのでした。しかし優しかった義母が、数日前に亡くなりました。葬儀のあと、親族での食事会の場で……。
義父に大声で責められ、ナオキは「またか」と言った顔でため息をつきます。「大学の名前だけにこだわっているじいちゃんの方がよっぽどバカだと思うけどね」その言葉にいっそう激怒する義父を、親戚のおじさんが「まぁまぁ」となだめるように言いました。
「タカシくん。お母さんが亡くなってしまった今、お父さんを大切にしてあげないと」親戚のおじさんがそう夫を諭すと、話を聞いていたもうひとりの親戚も同調しました。「困ったときは助け合いだからな」義父はその言葉に満足げにうなずいています。
タカシは昔から義父に強く言えないところがありました。それは義母も同じでした。おそらく「波風を立てない」ことで無意識に自分の身を守ってきたのだと思います。ただタカシと義父の関係は私がとやかく言うことではないので、タカシ自身が気付いて義父に物申せる日がくるといいのになと思っていました。
しかし今回はいきなり同居の話が出てきたため、タカシは必死で抵抗してくれています。私からすればまだまだ甘いな……ですが、今までのタカシを考えたら頑張ってくれた方じゃないでしょうか。義父と同居するなんて、絶対にありえません! 調子に乗る親戚のおじさんもろとも、一刀両断したいと思います!
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子