<お兄ちゃん、ズルい!>弟を気遣うやさしい兄「ごめん!」図々しいお願いしに行く決意【後編まんが】
前回からの続き。私(サエ)は、元夫ジュンヤの浮気により離婚しました。2才だったエイトを引き取り、シングルマザーになりました。その後、仕事の関係でヒロと出会い、再婚。私がバツイチなのもエイトがいることも、ヒロはすべて受け入れてくれました。再婚した翌年には、次男のアオトが生まれました。元夫の家族は、イベントのたびエイトにたくさんの贈り物をくれます。しかし3才になったアオトが、プレゼントの数の違いに涙を流してしまいました。けれどエイトが受け取るべき元義家族からの「愛情のカタチ」を断るのも違う気がしています。一体どうすればいいかと悩んでいると……。
私は翌週、元義実家を訪れました。久しぶりの元義実家には、元義姉たちも集まっており、皆で歓迎してくれました。ちょうど元義姉から先日いただいたプレゼントの話が出たため、ついに私は意を決して話し始めました。
アオトの気持ちを尊重しながら、元義家族のエイトを想う気持ちはエイトに受け取らせたい。誰のことも傷つけないために私が出した答えは、「お祝いをお金でいただく」ことでした。図々しいことかもしれませんが……。
これで元義家族からの愛情のカタチを、引き続きエイトに受け取らせることができそうです。
元夫からのプレゼントだけは現物なので、アオトと比べてひとつプラスになってしまいますが、アオトがある程度理解できる年になるまでは、私たちがひとつ多めにアオトに渡そうと思っています。こうすることで、兄弟の差をなくすことができました。
子連れ再婚については、ある程度覚悟をして臨んだつもりでしたが、もっと細かいところまで配慮しないといけなかったと痛感しました。エイトとアオトは父親が違うけれど、どちらも大切な子どもです。
互いにいろいろな人から愛情をたくさん受け取っていることを、これからも子どもたちに伝え続けていきたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・善哉あん 編集・elokuu