<義母「男はダメよ」>産院まで高速で2時間!?絶対ムリッ!「私には味方がいない」【第3話まんが】
前回からの続き。これは数年前の話です。私はユイ。夫のナオヒコと義母の3人で暮らしています。このたび第一子を妊娠したのですが、義母が「健診や分娩は絶対に女医じゃなくちゃダメ!」と激しく騒ぎ立てます。義母がそのことをシニアヨガサークルで発言したところ、そこにいたマダムに「そんなの馬鹿馬鹿しい考えだわ!」と完膚なきまでに叩きのめされてしまったのだとか。しかしそれがきっかけで義母はますます頑なになってしまい、産婦人科選びがさらに難航します。
夫がなんとかなだめようとしてくれますが、義母の暴走は止まりません。夫はやがて諦めてしまいました。その間、私は蚊帳の外。会話に入ることすら許されない雰囲気です。
夫の帰りを待ってから、高速道路で車移動……? そんな悠長なことをしていられるのでしょうか。どんどんお産が進んで、緊急事態になることはないのでしょうか。義母の言っていることはあまりにも現実的でなさすぎます。
私がやんわりと反論すると、どんどん義母の顔が険しくなります。義母は自分の意見以外を許さないタイプ。さらに、嫁という立場の私から意見されることを何よりも嫌います。義母の冷たい一言に、心臓が凍るようでした。
そもそもどうしてこんな扱いを受けているのかといえば、私に頼れる実家もなく、相談できるきょうだいがいないから。ひとりぼっちと知られているからこそ立場が弱いのです。
実親が生きていて、しっかり目を光らせてくれていたなら、「そんなことを言う義母のところで産むのはムリよ、里帰り出産しなさい!」と私を守ってくれていたことでしょう。危険を冒してまで遠方の病院で産ませる、なんて流れには絶対になっていないはずです。天涯孤独の身という立場から、足元を見られてしまっているのです。
誰も私の味方になってくれない……と悲しい気持ちになるのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・よしはな 編集・塚田萌