<1個で5役以上>アウトドアで使うことが多いカラビナ。育児や日常生活で役立つナイスな使い方とは?
「カラビナ」と聞くと、キャンプなどのアウトドアシーンで使うイメージかもしれません。強度があるものは登山やクライミングで安全ロープとハーネスをつなげることができます。最近では登山用でこそないものの、ホックやキーホルダーのように普段使いできるものが100円ショップなどで気軽に買えますよね。そんなカラビナには、いろいろ便利な使い方があるようです。Xへの投稿が話題になることもある警視庁警備部災害対策課がカラビナの使い方を教えてくれました。
カラビナは靴の目印にできる
人がたくさん集まる場所で靴を脱ぐと、用事が終わった後で「あれ? 靴はどこ?」と自分の靴が見つけにくくなることもあります。特に似たような靴が多くなると、履き間違いも起きてしまいますよね。警視庁警備部災害対策課が教えてくれたカラビナの使い方は、そのような場所で活躍します。
カラビナを両方の靴の靴紐に通しておくとバラバラになることもありませんし、何より目印になるそう。特にお子さんの場合は、他の子と同じような靴になるケースが少なくありません。靴の履き間違いを防ぐために名前を書くのもよいのですが、わかりやすく大きい文字は防犯上抵抗があるママも少なくないでしょう。そこでカラビナを使用すれば、自分の靴がわかりやすくなります。さらにシールやマスキングテープなどでカラビナを自分仕様にしておけば、みんながカラビナを使っていても安心ですね。
他にもあるカラビナの便利な使い道
カラビナは他にも便利な使い方ができます。ここで3つの使い道を紹介していきます。
鍵をまとめるだけではなく、フックにかけやすくなる
車や家の鍵など、鍵をまとめて持ち歩く場合にもカラビナが活躍します。カラビナを使うことで鍵かけフックなどにかけやすくなるのもメリットの1つ。また内側にカラビナをつけられるようなループがあるバッグを使えば、バッグの中で鍵が迷子になるのを防ぐこともできますよ。
自転車のカゴとバッグをつなげて落下防止に
自転車に乗る際にはバッグをカゴに入れますが、重量のない荷物はカゴから出てしまいそうになるなど不安定な状況に陥ってしまうことも。少しの段差で自転車が揺れると、荷物が飛び出して落ちてしまうかもしれません。
そんなときにカラビナで自転車のカゴとバッグをつないでおけば、ある程度落下を防げます。こちらの注意点は重い荷物をカラビナでカゴとつなげてしまうと、自転車のバランスを崩してしまい逆に危険になる可能性があること。自転車が大きく傾くことがない重さの荷物で利用するのがおすすめです。
車内の荷物かけにもなる
車でお出かけをしたり買い物に行ったりすると、細々とした荷物ができてしまうこともあります。お財布が入ったバッグが取り出しにくくなる経験をした人もいるかもしれませんね。
そのようなちょっぴりイライラを防ぐために、カラビナを車のシートのバーにかけてフックを作ることができます。筆者は荷物をかけやすいように、S字のカラビナを使っていますよ。後部座席に座って入れば目の前にバッグがあるので、スマホなど必要なものも取り出しやすくなります。ただし2Lのペットボトルが何本も入っている袋などは、カラビナの耐荷重を超えてしまう可能性があるので注意が必要です。
ハンドタオルをはさめるカラビナも
ホームセンターや100円ショップでは、ハンドタオルをはさみこめるカラビナも販売されています。スカートやズボンのベルト通しにカラビナをつければ、ハンドタオルを簡単に持ち運ぶことができますね。厚みのあるハンドタオルはポケットに入れにくい場合もあるので、このようなカラビナを活用するのもよさそうです。
カラビナを使用する際の注意点
カラビナはアウトドア用のものや普段使いできるものまで幅広い商品がありますが、説明書などを確認して用途に合わせて選ぶことが大事です。100円ショップやホームセンターで販売されているカラビナは、基本的に登山などに使用するカラビナよりも耐荷重が低く、命綱のジョイントや車の牽引には使用できません。またカラビナを壁などにかけて保管する場合にはお子さんが指をかけて遊んだりしないように、手が届かないような場所を選びたいですね。
さまざまなシーンで使えるカラビナ、日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
文・こもも 編集・ここのえ