<子のケガに「よっしゃ」?>デリカシーゼロの夫、信じられない!【第3話まんが:相手ママの気持ち】
前回からの続き。私はユキエ。夫・ヤスヒコの父親の会社で経理を手伝っています。息子のケイは小5。2年前から地元のサッカークラブに通っています。私は元々人付き合いが苦手なので、通わせたばかりの頃はかなり気を遣いました。うっかり失言などして誰かに嫌われないか、変な態度をとって悪目立ちしていないかなど、ストレスで胃がキリキリと痛くなったものです。でも最近は少しずつチームのママたちにあいさつや、世間話程度の会話ならできるようになりました。
私が顔を出すと、何かがおかしいのです。久々に顔を出したからという理由以外に、何かこう……私に対するネガティブな気持ちを感じます。私は、知らないうちに何かやらかしてしまったのでしょうか。練習が終わったちょうどその頃、保育園の頃から知り合いのママと顔を合わせました。私は思い切って相談してみました「久々に来たら、なんかみんなによそよそしくされている気がして……」するとママ友は何か思い出したような顔をし、こう教えてくれました。「ああ、ケイくんのパパのことじゃない?」と。
その日の夜。
私は夫に詰め寄りました。
その日の夜。私は夫に詰め寄りました。「どうしてそんなひどいことを言ったの!? 信じられない!」「ごめん、つい心の声が出ちゃってさ」夫は普段から、脳と口が直結しているかのように、思ったことをすぐ言葉にしてしまうところがあります。それゆえ仕事でも失言してしまい、相手が怒る姿を見て、そこではじめて自分の失言に気づき、慌てて謝る……という光景をこれまで何度も見てきました……。
夫のせいでとんだ事態に巻き込まれてしまいました。いくらケイに活躍してほしいからって、メンバーの怪我を喜ぶなんてありえません。しかも相手は、シュンくんのママです。人付き合いの苦手な私がなかなか馴染めないでいた頃、シュンくんママの明るい笑顔や振る舞いにどれだけ助けられたことか。だからこそ私の顔を見る凍り付いた表情は、心に深く刻まれました。悲しいし、いたたまれない。でもそれ以上に、シュンくんママのほうがずっと悔しく悲しかったはずです。会ったら、心を込めてちゃんと謝りたい。許してもらえなかったとしても、とにかくこの気持ちを伝えたいです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・んぎまむ