<妻の勘!夫が怪しい……>嘘をついてまで会いに行ったのは……親しい「オンナ」友達【第2話まんが】
前回からの続き。私(ユウコ)と夫のトシキは高校の同級生で、互いに気心が知れている良きパートナーです。しかしある休日、トシキは突然「仕事」と言って出かけていきました。帰宅後も明らかに挙動不審なトシキを見て、私は「怪しい」と確信をしました。普段は何でも言いあえる私たちですが、不貞疑惑は別物です。しっかりと証拠を押さえたうえで話し合いをしなければいけません。そして交通系ICカードを抜き取り利用履歴の印字をしてきた私は、トシキが隣の県のA駅に行っていたことを知りました。
印字された「A駅」の文字を見つめながら、私にはふと思い当たることがありました。高校時代トシキはよく、男女5~6人くらいのグループで過ごしていました。そのうちのひとり、マリエがA駅付近に住んでいるのです。マリエは高校時代、ずっとトシキのそばにベッタリくっついていました。当時の私は、2人が付き合っているのだろうと思っていたくらいです。
トシキにとってはただの友達のひとりだったかもしれないけれど、はたから見ればマリエがトシキに恋をしているのは一目瞭然でした。
トシキは笑いながら否定していましたが、高校時代のマリエはどう考えてもトシキのことが好きだったようにしか思えないのです。だから数年前に「今度マリエが結婚するんだって」と聞かされたとき、どこかホッとしている自分がいました。ただトシキは結婚後も変わらず友人のひとりとしてマリエとの交流を続けています。今日の慌てたトシキの様子には、おそらくマリエが関わっている……。私はそう直感したのです。
高校時代のマリエはおそらくトシキのことが好きでした。ただトシキは私と結婚しましたし、大人になってからはマリエがどう思っていたのかは分かりません。そんなマリエも数年前に10才年上の旦那さんと結婚したという話は聞いていたのですが……。私に嘘をついてまでマリエに会いに行っていたトシキ。その事実をごまかそうとした時点でやましい気持ちがあったことは確実ではないでしょうか? 私はしっかりとその理由を聞きたいと思っています。
原案・編集部 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子