<職場の後輩にイライラ!>運気アゲ!困った彼女の対処法は?「話は最後までよく聞く」【後編まんが】
前回からの続き。私はサツキ。30代の会社員です。私の部署の人はみんな親切だし、いつも和気あいあいとした雰囲気。働いていて楽しくなる職場です。さて少し前に、私たちの部署にホノカちゃんという後輩が異動してきました。とても仕事熱心で可愛らしい人なのですが、ひとつだけ気にかかることが……。実はホノカちゃん、スピリチュアルな話題にものすごく熱心なのです。今のところ仕事に支障はありませんが、ときどきまわりが見えなくなることがあるようで少し心配です。
嬉々として話し始めたホノカちゃんを前に、私はついシオリの方を見ました。シオリの目は「任せて」とでも言いたげです。「ホノカちゃん知ってる? 良いことの兆しは他の人に言ったら効果がなくなるって聞いたりしない?」「そ、そうなんですか!?」オロオロするホノカちゃん。さすが根が素直なだけあります。そこへシオリが畳みかけるように続けました。「大丈夫! ホノカちゃんにとっておきの秘法を教えてあげるよ」
シオリはすらすらと用意していた答えをホノカちゃんに話しました。私はその内容に「なるほど……」と感心したのでした。
その後、会社帰りにまたシオリを呼び出しました。今日のランチでのことを聞いてみたいと思ったからです。「今日の話って、どこまで本当……?」「え? 私の中では全部本当よ」どういうことでしょうか……?
シオリは今日の話をかみ砕いて教えてくれました。祖母が商売人として成功していて「縁起がいい夢は人に話すな」と言っていたこと、さらには「占いが得意な叔母」のことも。
シオリの口から飛び出した秘法。「良い兆しだと思えることはあまり人に話さない」「人の話は最後まで聞く」など簡単なことばかりでしたが、どうやらホノカちゃんの心にはしっかりと響いたようです。シオリの言葉を受けて、ホノカちゃんの行動がガラリと変わったのが、なによりの証拠でしょう。誰の気持ちを傷つけることもなく、みんなにいい雰囲気をもたらしてくれたシオリ、そして持ち前の素直さを存分に発揮したホノカちゃん。どちらのことも見習いたいと思ったできごとでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・〆川ズン子