いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

<妊婦こそ!>アレルギーの知識は妊娠中から学ぼう!SNSで「すごくいい!」と話題の無料講座とは?

230_妊娠・出産_Ponko(1)

出産を控えている妊婦さんたちには、さまざまな心配ごとがあるでしょう。その1つに、「アレルギー」の心配もあるのではないでしょうか。じつは産後のママさんたちが「妊娠中に知っておきたかった」と後悔することの1つが、お子さんのアレルギーに関すること。産後は育児に追われてバタバタと毎日を過ごし、間違った情報を信じてしまうケースも少なくありません。

そこでオススメなのが、毎月第3金曜日に国立成育医療研究センターが無料で実施している「生まれてくるお子さんのためのアレルギー予防オンライン教室」です。「とてもよかったのでもっと広まってほしい」というSNSの反響を受けて、このたびママスタセレクトが取材しました。

生まれてくるお子さんのためのアレルギー予防オンライン教室について

毎月第3金曜日14時~15時に実施されています。参加費は無料。参加者は基本的には妊婦さんやそのパートナーが対象で、国立成育医療研究センターに通っていない方でも、申し込みをすれば参加可能です(※産後のパパ・ママも参加可能ですが、質疑応答は妊婦さん・妊婦さんのパートナーのみです)。

講座は、以下の内容で構成されています。

妊娠中と出産してから、どうしたらよい?

まずは「妊娠中と出産してから、どうしたらよい?」です。妊娠中に取った方がよい栄養素や気をつけるべき食事、過ごし方について最新の研究結果をもとに説明されます。たとえば妊娠中に健康的に過ごすことの大切さの話などがあります。

即時型食物アレルギー予防

続いては「即時型食物アレルギー予防」についてです。赤ちゃんの湿疹とアレルギーとの関連や治療方法、またアレルギー発症予防に配慮した離乳食の進め方についても説明されています。

このオンライン教室の講師の1人である、国立成育医療研究センター アレルギーセンター 行動機能評価支援室 室長の山本貴和子医師にお話を伺いました。

焦ったら判断を誤りがち?間違ったアレルギー予防法とは

―― 妊婦さんとそのパートナー向けにオンライン教室をはじめた経緯を教えてください。

山本貴和子医師(以下、山本医師):お子さんがアレルギーを発症して当院を受診される保護者さまから、「妊娠中に知っていたら」「もっと早く知っておけば」というコメントをたくさんいただいたことがきっかけの1つです。妊婦さんたちは生まれてくる子どもがアレルギーにならないように努めていらっしゃいますが、残念ながらインターネット上の科学的根拠のない情報に振り回され、間違ったアレルギー予防法を行っていることが少なくありません。そこでアレルギーの早期発見・早期介入のためには、出産後に子育てで忙しくなる時期よりも、妊娠中に教室をしたほうがよいのではと思い立ちました。

またアレルギーに関してはいろいろな予防の研究結果が出てきているにも関わらず、一般的に実施されている両親学級にはアレルギーの内容がほとんどありません。そのため、最新の予防の情報を伝える必要があると考えました。

―― 間違ったアレルギー予防法というのは、具体的にどういったものがあるでしょうか。

山本医師:大きく3つあります。1つめは母親がアレルギーになりやすい食べ物を除去すること。2つめは子どもの離乳食を遅らせること。3つめはアレルギーになりやすい食べ物の摂取開始を遅らせることこれらは間違いです。「母親がアレルギーになりやすい食べ物を除去する」に関していうと、さまざまな研究の結果、妊娠中や授乳中に母親がアレルギーになりやすい食べ物を除去しても予防効果がないといわれています。子どもの離乳食に関しても、食物アレルギーの原因として多い食物の摂取を遅らせないようにすることが推奨されています。

「同じ苦労をさせたくない」保護者の思いから大反響へ

――オンライン教室を実施して、山本先生自身の手ごたえはいかがでしょうか。

山本医師:非常に反響があり、多くの保護者さまから、大変好評をいただいております。我々に届いた声の一部を紹介させていただきますね。

『出産前に貴重な情報をいただけて、非常に勉強になりました。おかげさまで育児が始まるまでに、いろいろと準備を進めることができます』

SNSでも、食物アレルギーの保護者さまは自分たちが苦労した分、同じ苦労を子どもにしてほしくないと、発信していただいています。

――最後になりますが、産後向けのこういった講座の開催はありますでしょうか。

山本医師:出産後のものは自治体でも行っていますが、今回の「アレルギー予防オンライン教室」は出産後の方も参加いただけるので、たくさんの方が参加されています。(※質疑応答については妊婦さんとそのパートナーを対象とさせていただいております。)

アレルギーに関する正しい知識や認識を持つことにより、日常生活で適切に行動し、子どものアレルギー疾患予防や早期発見、疾患の重症化を防ぐことにつなげる。そのための情報提供になればと思います。

(編集後記)
今回は国立成育医療研究センターの山本先生に「生まれてくるお子さんのためのアレルギー予防オンライン教室」についてお話をうかがいました。筆者も子どもにアレルギーがあり「出産前に知りたかった!」そんな気持ちになりました。正しい知識があれば予防ができたり、対策をとることができます。今後も最新の研究結果を加えてオンライン教室を開催されるとのことなので、気になる方はぜひお話を聞いて、今後の育児に役立ててほしいです。

取材、文・有村実歩 編集・しらたまよ イラスト・Ponko

【お風呂に4日入らない義妹】バナー

関連記事

【EXILE TETSUYAさん・第1回】キッズ記者が直撃!ダンスが上手くなる方法を教えて
EXILE・EXILE THE SECONDのパフォーマーとして活動する一方、2023年10月に教育・育成事業を総括する株式会社expgの代表取締役社長CEOに就任したEXILE TETSUY...
<ささやかに得する裏技>ドライヤーで傘の撥水性をちょっと回復できる!?雨が降る前に試してみない?
長い期間傘を使っていると、雨の水滴が弾きにくくなったな……なんて思うことはありませんか? 使用していくと撥水性が完全になくなるわけではなさそうですが、どうしても経年劣化で撥水性が落ちていくのだ...
【本並健治さん・第1回】妻・丸山桂里奈さんの妊娠中のケアで注意したこと
厚生労働省後援の「イクメン/男性育休オブザイヤー 2023」。「イクメンアスリート部門」では、元サッカー日本代表ゴールキーパーの本並健治さんが受賞しました。奥様の元サッカー女子日本代表でタレントの丸山...