<母親、息子のケンカに介入?>「恥ずかしいのは俺」反省して謝罪【第6話まんが:息子友人の気持ち】
前回からの続き。オレはソラ、中学1年生だ。学校ではバスケ部に入っている。同じクラスには幼稚園の頃から知っているサトルがいるけど、アイツはオレよりもずっとできるヤツ。まだ1年生なのにレギュラーに選ばれたほどだ。そんなサトルをオレはいつしか妬ましく思うようになっていた。そしてオレの嫉妬心は思わぬ形で爆発し、学校で大恥をかくハメに。しかも母さんが暴走して、相手の親にお門違いなメッセージを送ったせいで、話が余計にややこしくなってしまった……。
母さんは過保護すぎるし鬱陶しい。昔からちょっとした友だちとのケンカでもすぐ口を出すし、挙句の果てには相手の親に文句を言ったりする。すごく嫌だし、恥ずかしい。今回だってそうだ。あの長文メッセージをもしサトルが見たとしたら……。
でもいちばん恥ずかしいのは勝手に嫉妬して、サトルに突っかかったオレじゃないか。しかもマウントが大失敗してみんなの前で泣いてしまったし。今日のことを思い出すと恥ずかしくて顔から火が出そうだ。
オレはダメもとでサトルにメッセージを送った。ブロックされていても仕方ないと思ってたけれど、意外にもサトルはすぐに返事をくれた。バスケ部が県大会に向けて朝練をしていることを、ろくに部活に出ていなかったオレは初めて知った。
体育館からサトルが出てくるのを待って、オレは話しはじめた。「あの……昨日はごめん。ちゃんと謝れなかったし、あらためて話したくて。嫌な思いをさせて本当にごめん」
「一緒にやる?」サトルにそう言われて、オレは思わず顔をあげた。「えっ?」「オレ、今日の放課後も自主練する予定だったんだ。一緒に来る?」「いいの? 行く! 行きたい! もしよかったらいろいろ教えてほしい!」「じゃ、一緒に練習しよ!」サトルはにっこりと笑った。
失礼な発言をようやく謝れたオレ。サトルが大人の対応をしてくれたことで、オレたちは前よりもいい関係になれたと思う。もし逆の立場だったらと考えたら、オレは相手を許せなかったかもしれない。なんなら学校で他のメンバーを巻き込んで、「嫌なやつだよな」と言いふらしていたかもしれない……。そういう意味でもサトルはすごいやつだ。サトルに追いつけるかどうかはわからないが、オレはオレなりにこれから一生懸命努力しようと思う。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子