<夫に依存する義妹>頼られて嬉しい夫と絶対に阻止したい私。義妹の引っ越し先は……?【中編まんが】
前回からの続き。わが家は4人家族。私と夫(ヨウスケ)と2人の子どもたち(ケント小学4年生、ユイナ小学2年生)と一緒に暮らしています。正社員として働きながらの子育てはなかなかに忙しいですが、夫婦で力を合わせてなんとか頑張っているところです。親を頼りたいと思うときもありましたが、私の実家は新幹線で3時間ほどかかる場所にあるため、長期休みのときにしか帰れません。一方、夫の実家は車で1時間ほどの場所にあるので、先日、ドライブがてら遊びに行きました。義実家には、夫の妹のハナちゃんも住んでいます。年の離れた妹が可愛いらしく、夫はたまにハナちゃんにおこづかいを渡しているようです。
夫と義妹は仲良しきょうだいです。しかしそれが仇となり……事態は思わぬ方向に進んでしまうのです。
確かにハナちゃんも20代半ば。そろそろ家をでてもいいころです。せっかくひとり暮らしするのだから、新しい住まいは勤め先の近くにするとばっかり思っていた私は驚きました。
なんと、ハナちゃんが考えているのは、うちのおむかいだというのです。
「ほらほら、うちの目の前のあそこのアパートだよ~」なんて夫はのんきに話していますが、そんなの絶対にイヤ! 私が「はぁぁぁぁ!!?」となるのも分かりますよね?
「わざわざうちの近くに引っ越してくるなんて、ハナのやつ、本当に俺のこと好きだよな~」なんて夫はうれしそうに言っています。
いまだって、ハナちゃんは結構な頻度でうちに遊びに来ているのに、家が目の前になんてなったら毎日でも顔を出してきそうです。
どんなに兄が好きだからって、結婚して、家庭をもっているきょうだいの家の前に住むなんて正直ドン引きです。「そんなにハナのこと悪く言うなよ~ひとり暮らしをするって、悪いことじゃないだろ? そうカリカリすんなって」
ハナちゃんもいい歳なのだから、ひとり暮らしをするならどうぞご勝手にというかんじです。しかし、その先がうちのおむかいになるなら話は別です。
そうして、夫は食べたものを片づけてお風呂へ行ってしまいました。残された私は、呆然としてしまいます。ハナちゃんがわが家の目の前のアパートに越してくるですって!? ハナちゃんが越してくる予定のアパートは、本当にわが家から道を挟んで真正面にあります。ハナちゃんのことだから、絶対にめちゃめちゃ頼ってくるに決まってます。
当たり前のようにうちにいるようになって、当然のように一緒に食事もなんてことになる未来が安易に想像できます。
子どもたちの前で変な態度はとれないし、今まで適度に保ってきた距離を一気に縮められる……この展開は本当にまずいです。
ハナちゃんが義実家を出て、ひとり暮らしをすることはとてもいいことだと思います。ひとりで暮らすことで、自立を促せるのもわかります。けれどその場所に、わが家の目の前のアパートを選ばなくても……! このままでは、なし崩し的に、ハナちゃんの面倒を私が見ることになってしまいそうです。そうなっては本末転倒ではないでしょうか。それだけは阻止したい……と思うのです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・ゆずぽん 編集・石井弥沙