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男の子の大ピンチ! アソコが水着のメッシュ生地にはさまって病院へ【朝ごふんコラム】

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プールや海での水遊びが気持ちいい季節ですね。そんな今の時期に気をつけたいのが男児用水着での事故。実は、陰茎包皮(おちんちん)が水着のメッシュに挟まってしまうという事故が報告されています。ママからしたら「まさか!」と思う出来事ですが、実際にあった出来事です。ほかにも、子ども服のひもの安全基準が定められたので、お伝えします。小児科医で「子どもを事故から守るプロジェクト」代表の出口貴美子先生にお伺いしました。
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『海水浴に行っており、午後 4 時頃に男児用水着をぬごうとすると、裏地のネットに包皮が 入り込んで絞扼状態となっており、とれないために来院。男児用水着のメッシュを眼科用の鑷子とハサミで慎重に切り、絞扼を解除した。絞扼解除後はとくに問題はなかった(7歳9カ月)』

『海水浴に行っており、男児用水着をぬごうとすると、裏地のネットに包皮が入り込んで絞扼しており、とれないために来院した。男児用水着のメッシュを眼科用の鑷子とハサミで慎重に切り、絞扼を解除した。 絞扼解除後は、とくに問題はなかった(4歳1カ月)』

『8 月 12 日、水着使用後包皮の先端が赤くなっていたが、保護者が持っていたアズノール軟膏を塗布し,経過をみた。8 月 13 日、服に着替えようとして初めて包皮の先が水着のメッシュにはまって赤く腫れ上がり、抜けなくなっていることを認識した。友達の手前病院受診を恥ずかしがり、また排尿は問題なくできたことから、翌 14 日に受診した。痛緩和のために陰茎背ブロックを行い,包皮先端を縛っていたメッシュ状の繊維を除去した
(8歳11カ月)』

参考:日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会
「男児用水着のメッシュ生地による陰茎包皮の絞扼」

縦2.5ミリ×横 1.8ミリの小さな穴にも挟まる!?

男児用水着の裏側にメッシュ生地がついたタイプのものがありますよね。実は、あそこにおちんちんの皮が挟まってとれなくなってしまう事故が起きています。平成27年度は、わかっているだけでも6件もの事故が起きています。製品評価技術基盤機構と国民生活センターから注意喚起がされ、製品の回収なども行っていますが、回収できたのは全体の2割程度。まだまだ知らないママたちが多いようですね。

なかには、縦2.5ミリ、横 1.8ミリほどの細かい網目状でも、事故に遭ったという例もあります。ママからしたら「なんでそんな小さな穴に!?」という感じでしょうが、子どものおちんちんの皮膚は、とてもやわらかくて伸びやすいのです。そのため、メッシュ状の小さな穴から外側にはみ出してしまうことがあるんですね。さらに、いったん外に出ると、静脈が締め付けられてしまうため、血管から水分が染み出して水ぶくれになってしまうのです。そのため、挟まって取れなくなってしまうのです。

企業で回収を呼びかけたり、製品の改善を行っていますが、企業任せでは限界があります。まずはこの記事を読んだら、子どもの水着にメッシュ生地が使われていないかを確認してください。もし使われていたら、メッシュタイプではない水着に変更してください。

13歳未満向けの子ども服、頭、首まわり、すそなどの「ひも」使用禁止に

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子ども服についているひもがひっかかることによって、子どもがケガをすることがあります。そこで事故防止のために、子ども服のひもの安全基準のJIS規格が定められました。

今回決まったJIS規格では、「13歳未満向けの子ども服の頭・首まわりや裾に垂れ下がったひも、背中から出ているひも、背中で結ぶひも等は禁止」になっています。

また、「7歳未満向けの子ども服では、頭・首まわりにひもをつけること自体が禁止」とされています。 とはいえ、こちらも水着と一緒で、やはりママが自宅にある服にひもがついていないか、確認することが大切です。

以前、このコラムでフードつき洋服の危険性についてご紹介しましたが、フードと同じく子どもの洋服についたひもは大変危険です。とくに公園の遊具や、部屋のドアなどに引っかかるなどして、思わぬ事故につながる可能性があります。また、海外では、子ども服のひもによる死亡事故も報告されているので、ひもがついていた場合は取り外すか、縫いとめるなどして、事故を起こさないようにすることが必要です。

男児用水着、ひもつきの洋服、今回はこの2点について、お手持ちの水着と洋服をチェックしましょう。安全な水着をはいて、楽しく水遊びができるといいですね。

参考:消費者庁「子供服のひもの安全基準ができました」

 

「毎朝みんなでゴハンを食べながら、たった5分でも家族のコミュニケーションをとって欲しい」という想いからはじまった『朝ごふん』プロジェクト。
このコラムは、忙しい朝でも親子で話せる子どもの安心・安全情報について紹介しています。
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