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「とめ・はね」が違ったらバツ!? 文化庁に聞いた現代の「ひらがな教育」

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みなさん、ひらがなの「とめ」と「はね」は、どう書いていますか? 今年小学1年生になったばかりの女の子が、ひらがなの「はね」が間違っているということで、書いた文字を先生に×にされたそうです。教えてくれたのは、小学1年生のママ。

『今日確認したところ、地元の小学校は「はねないとダメ」といわれるそうです。娘は、幼稚園の時から習字をならっているので、当然のように”はねた”ようです。

教科書の出版元によって、はねたり、はねなかったりするようで、教科書ではねないのは学参体というフォントを使っているところのようです。

今年3月発行の小学校の学習指導要領をみたところ、はねた文字の「た」を使った文になっていました。これでは「家で書き方を指導してください」って言われても、「なんで?」となってしまい、はねない方に合わせろっていうのがおかしいんじゃないのかなと思ったりしています。「に」も同様です』

小学校に入ると、国語の授業で先生がひらがなを一文字ずつ教え、子どもたちはそれをプリントやノートに書きます。娘さんは、ひらがなの「た」の文字を書いたところ、はねていたため先生に×をつけられたのです。

ママは書道の先生であり、娘さんには「た」をはねるように教えていたそうです。そこでその通りに書いたら「×」にされたのです。

ひらがなの「はね・とめ」問題はほかにもある!

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ママは書道の先生、学校の担任も先生。どちらも「先生」なのに、「家庭と学校」で教えることが違っていたら、娘さんは困ってしまいます。ほかにも、とめとはねの問題以外にも「そ」を一画で書くか、ニ画で書くか、「な」の「、」を左の横線より上に書くか下に書くかという問題もあります。こんなときはどちらに合わせたらいいのでしょうか?
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本件について文化庁に問い合わせてみました。回答はこちら

ひらがなに「とめ・はね」の決まりはない

『文字については、それぞれ人により癖があるため、「形が変わりすぎていて読めない」という場合を除いては、間違いとはしません。
漢字については教育指導要領で定めていますが、ひらがなについてはとくに決まりはありません。学校の授業では、教科書にそって先生の教えたことが正しくできているかを見ています。そのため「とめ」と「はらい」で、×にするかどうかはその先生の判断によります。ご家庭と学校での指導法が違うのであれば、一度両者で話し合ってみてください』

漢字については学習指導要領の「学年別漢字配当表」が標準として定められています。先生たちはそれを元に生徒に教えます。しかし、ひらがなについてはとくに定めていないのです。
そのため使っている教科書や、教える先生によって「とめ」や「はね」が違ってくることもありえます。ということは、もしかしたら引っ越しして別の学校にいったら「た」のはねがないと×になることも!?
これについても文化庁に聞いてみました。

『先生によっては、「た」を「はねる」ように教えることもあるかもしれません。ひらがなの場合は、定めてはいないので先生とのご相談になるかと思います。漢字については、学習指導要領を標準としていますが、疑問があればこちらにお問い合わせください』

結論としては、

・ひらがなの「とめ」と「はね」に関しては、どちらが正しくて間違っているということはない
・〇とするか×とするかは、先生が教えたことを正しくできているか、できていないかということで、判断する場合もある

〇とするか×とするかは先生によって判断がわかれる!?

今回、先生から「た」の「はね」を書いたことで×にされた女の子は、どうなったのでしょうか? 女の子のママが教えてくれました。

『小学校の先生からは、「今後は間違いとはしません」とのこと。どちらでもよいけれども、1年ということもあり、まずは形を覚えるために、「とめ」で文字の形を教えるとのことです』

「間違いとはしない」とのことなので、×はつかないようですね。一安心です。せっかく書いた字に×をつけられたら、子どもとしてはけっこうショックなのでは? どちらも〇ならいいのですが、先生によって判断がわかれるというのは困りますね。

みなさんは、この問題についてどう考えますか?