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【突撃、世界ごはん!】ポーランドの名物料理ってどんなもの?

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こんにちは!日本に住んでいる外国人のお宅訪問企画、『突撃、世界ごはん!』第6回目は、ポーランド人のカリナさんのお宅です!芸術家として活動するカリナさん。ちぎり絵を勉強されたことから日本へ来るきっかけに。現在は、日本人の旦那さまと、可愛い息子さんと3人で暮らしています。
今回は、Tadakuという外国人の自宅で学べる家庭料理教室の協力のもとお伺いいたしました。

中欧に位置するポーランド。日本で食べられるお店が全然ない!?

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ポーランドと言えば・・・一体なんでしょう!?どんな料理があるのか、全くイメージできません!そもそも場所は、どこ?右にロシア、左にドイツがあり、広大な国土を持つポーランド。日本では、ポーリッシュ食器が人気ですが、実は東京にポーランド料理屋さんはないそう!ますます気になるポーランド料理。お料理上手なカリナさんと一緒にレッツクッキング~♪

ポーランドでイースターに食べる!発酵ライ麦スープ“ジュレック”

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ポーランドは国民の8割がカトリックなそうで、イースター(キリスト教の復活祭)は家族で祝う大事なイベントだそう。卵を使ったご馳走を食べ、卵型のチョコやうさぎの置物を飾ったりするそうですよ!今年のイースターは3月27日。ということでイースターに食べる『ジュレック』を教えてもらいます。

『ジュレック』は、発酵させたライ麦のスープということで、予め発酵スープを作っておいてくれました。ライ麦、生にんにく、水、ローリエ、ホールのブラックペッパーを混ぜて瓶に入れて3日ほど置いて発酵させます。嗅いでみると、発酵の独特な香りがしました。

鍋にお湯、発酵させたスープ、ポーランドの白ウインナー、ローリエ、オールスパイス、ブイヨンを入れて20分ほど煮込み、塩胡椒で味を整えて出来上がり!
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(左)3日おいた発酵スープ(中央)漉しながら鍋へ(右)白いウインナーと煮込む

カリナさんお手製のライ麦パンの中身をくり抜いて、ゆで卵を入れ、作ったスープを注いで完成!
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ポーランドの餃子、ピエロギはお肉からデザートまで種類も豊富!

ポーランドの伝統料理で、よく食べるという『ピエロギ』。中身の種類が沢山あって、お肉のピエロギ、きのこ、果実の甘いものなど色々な種類があるそう。日本でいう餃子パーティーのように、ピエロギパーティーをするんだとか。今回は、チーズとポテトのピエロギを教えてもらうことにしました!

『日本はカッテージチーズが高いから、自分で作りますニャッ!』と、中にいれるチーズを自分で作るというカリナさん。
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さっきからたびたび語尾がニャンなことに気づく私
『鍋に牛乳、ヨーグルト、レモンを入れて沸かすと、ボソボソしたチーズが出て来るんですニャンッ!』(・・・!!やっぱりニャンって言ってる!〇○です“ネっ”!!がニャンになっていると思われます!!カリナさん可愛すぎ~!)

ついつい突っ込んでしまう私。
「カリナさん、語尾がニャになってます!かわいいです!」
『やあだ~!ホントーに日本語がヘタで恥ずかしーですニャッ!』(はぁかわいい
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そうこうしているうちに、チーズが浮かんできました!2リットルの牛乳からだいたい300~400gぐらいカッテージチーズが作れるそう。
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(左)浮いてきたものがカッテージチーズ(右)布巾で漉して使います

茹でたじゃがいもをマッシュして、漉したカッテージチーズ、みじん切りのたまねぎを混ぜて塩胡椒で味付け。これで中身は完成です!

次は包む皮を作ります。天ぷら粉、卵、塩、お湯を混ぜてクッキー生地ぐらいの固さにこねます。麺棒で伸ばして、コップを型がわりにして丸く切って使います。
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(左)ボウルに材料を入れる(中央)手でこねる(左)麺棒で伸ばす

生地ができたら、チーズポテトを包みます!日本の餃子のようにひだは作らず、生地を押してくっつけたら、指でつまんでいきます。あとは茹でるだけで完成です!
同じようにもう少し柔らかい生地を作って、冷凍ベリーを包めばデザートピエロギも出来ちゃいます!
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(左)コップで型をとる(中央・右)中身をいれて包む
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こんなにたくさんできました!

日本とは全然違う!ポーランドのアップルパイが美味しすぎる!

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『ポーランドのアップルパイを作るニャっ!日本のりんごは甘すぎるから、ポーランドではやらないけど酸味を足したいからミックスベリーを乗せてアレンジして作るニャン!りんごを沢山スライスするから手伝ってニャ!』

ということで、まずは皮をむいたリンゴを薄くスライスします。
『できたニャー!』(カリナ風にかわいく言ってみる)
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次は、ケーキ生地を作ります。卵黄に砂糖を入れ、白っぽくなるまで混ぜたら、溶かしバターと小麦粉、ベーキングパウダーを入れて混ぜます。牛乳を入れて“の”の字が書けるぐらいになったら、別に泡立てておいた卵白を入れて全体が混ざったらOK!ベーキングシートを敷いた型に流して、上に冷凍ミックスベリーをおき、スライスしたりんごを並べます。
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(左)りんごはスライスにする(中央)材料を混ぜる(右)ベリーとりんごを重ねる

りんごはたくさんあるので、間にシナモンシュガーをふって重ねていきます。
240度のオーブンで徐々に温度を180度まで下げながら40分焼いたら完成!

おいしそうに焼けました~!食べやすくカットして、生クリームを絞って、カモミールの花を飾って完成!
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(左)焼きあがったケーキ(中央)カモミールの花(右)クリームと花をのせて完成

手作りのパテとカッテージチーズはライ麦パンにのせて♪

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(左)ライ麦パン(中央)ポークパテ(右)チーズとラディッシュを混ぜる

『前菜に、手作りのライ麦パンとポークパテも作ったよ!』と、またまた素敵なパンとパテを出してくれたカリナさん。先ほど作ったカッテージチーズに、みじん切りのラディッシュ、サワークリーム、塩、黒胡椒を混ぜ混ぜして、カットしたパンにのせます。これで全部完成~!さあいただきましょう!!
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人生初!ポーランド料理、いっただっきま~す!!

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まずは『ジュレック』から。味がしっかりするハード系のパンが、スープが入ることでじゅわじゅわと柔らか~くなって、一緒に頬張るとと~っても美味しい!初めて食べるからなんの味化よく分からないけど、発酵ライ麦とオールスパイスが効いているのかな?う~ん海外っぽい味~!

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『カッテージチーズとポテトのピエロギ』は、皮はもちもちとして餃子の皮とは全く別物!ニョッキのようなパスタに近いイメージ。中にチーズとポテトが沢山入っているので、1個あたりがかなりボリューミー。全体的に味は薄めでもわっとしているので、飴色に炒めたたまねぎと一緒に食べると美味しいです!『ベリーのピエロギ』は、デザートピザを食べているような感じです!おやつっぽいので最後に食べて正解♪

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『ポーランドのアップルパイ』は、お花がのっているのでとにかく見た目がかわいい!!味は、りんごの水分がたくさでるので、ケーキはしっとりとして、柔らかくて美味し~い!くし形に切ったりんごのケーキだと、食感が残っていてりんごそのものを味わうイメージですが、こちらは薄くスライスしているので、ふにゃっとしていて、一口サイズで食べやすく、食後のデザートにぴったりです!

どれも美味しくて、日本人の口に合う料理だな~と思いました。全体的に小麦を使った料理が多いので、ものすごくお腹いっぱいになります!東京でポーランド料理のお店がないのが残念。食べてみたい人は、Karinaさんは料理教室も開催されているのでぜひ行ってみてくださいね。
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カリナさんと息子さん一緒にパシャリ!

次回は、ポーランドと日本の子育ての違いや、日本で暮らしていて感じることについてお聞きしたいと思います。お楽しみに。