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<妊活、スレ違い夫婦>「子どもはお金がかかる!」理想は夫婦ふたりの生活【中編まんが:夫の気持ち】

前回からの続き。最近の話です。俺はカズキ、43歳。離婚歴があり、前妻との間に子どもが1人います。再婚した妻のユリは子どもをほしがっていますが、俺はもう子どもを望んでいません。今後もずっとユリと夫婦2人で穏やかに暮らしていきたいのです。
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ユリは2年前に流産した後、すぐに不妊治療をはじめたいと言いだしました。でも俺は反対しました。「多額のお金をかけてまでほしくない」という思いが強かったのです。
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そもそもうちには贅沢できるほど、金銭的な余裕はなく……。もし子どもが生まれたとなったら、生活費も増えるし教育費用やレジャー代も必要になるだろうし……。前妻のもとにいる子どもの養育費も毎月払っているのに、やっていける気がしません。

それに……。
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結婚した当時の前妻は、とてもおおらかで謙虚で優しい性格でした。ところが子どもが産まれてからはヒステリックに怒ることが増えたのです。仕事で疲れて帰ってきた俺に、子どもの世話や家事の分担を要求して……。
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「俺だって一日働いてきて疲れてるんだ。わかるだろう? おまえは昼間好きなだけ寝てるんだから、その時間を削ってやれば……」正論で返すと、前妻の顔色が変わりました。

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やがて前妻は常に俺にイラついて攻撃的になり、汚いものでも見るかのような目で俺を見るようになりました。確かに俺も前妻のことを思いやれていなかったのかもしれない。だからこそユリとは2人でお互いを思いやって、静かで幸せな老後を送る。それが俺の夢なのです。
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ユリは子どもを望んでいるから、俺もずっと言い方を考えて、やっと口にだしたのです。「もう今から子育ては体力的にも経済的にもきつい。夫婦2人だけで幸せに生きていけると思う。だから子どもはあきらめよう」
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ユリは俺の意見を尊重してくれると思っていました。今の穏やかな生活を守りたい俺は不妊治療の費用なんて払いたくないのです。まして子育てにかけるお金なんてあるはずがありません。ユリも事情はわかってくれていると思っていたのに……。

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しかしユリは食い下がってきました。「私、きちんと調べてできることをして、それでダメならあきらめがつくと思う。なにが原因で妊娠していないのか、どうしたら解決してお金がいくらかかるのか、そういうのをちゃんと調べてもらいたいの」
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「もし検査をして妊娠できることが分かったなら、私は子どもをあきらめたくない。お願い。協力して? このままじゃ後悔しそうなの」「……協力はしない。子どもはいらないとこの間話したばかりだろう?」このままじゃいくら話し合っても平行線です。ユリには先日やっとの思いで「子どもはいらない」と話したばかりでした。それなのにまさか検査に協力してほしいとは。俺は子どもを望んでいないのに、ユリはなぜ理解してくれないのでしょう。

【後編】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・物江窓香 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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