<10万円の指輪>最悪!夫じゃなくて姉が選んだ!?だまされていた……【第4話まんが:妹の気持ち】
前回からの続き。私はサナ。2年前、大好きな夫タカシと結婚しようとしていたとき、なんとタカシは仕事を辞めてしまったのです。
唯一の親族である姉は「大丈夫?」と心配してくれましたが、私は不安よりも「結婚できるんだ! 家族が作れるんだ!」そんな思いの方が強かったのです。
お金に余裕がなくなったことで結婚式を諦めていたところ、なんと姉がフォトウェディングをプレゼントしてくれたのです! さらにタカシはサプライズで指輪を用意してくれました。お金がないなか頑張って用意してくれたのだと思い、タカシの気持ちが嬉しくて私は泣いてしまいました。
こうして私たちは順調に結婚生活をスタートした……そう思っていました。
しかしタカシは、以前の仕事より給料が上がったからか、自分の好きなものをよく買うようになっていきます。
「スニーカーぐらいいいだろ。最近「結婚式」と「子ども」ばっかりだな」タカシはため息混じりに言い返してきました。その言い方にカチンときた私はさらにタカシを詰めたのです。指輪にも写真にも満足していますが、やはり結婚式を挙げたい気持ちはまだあります。
「写真と指輪で終わりなの?」思わず非難がましく言うと……。
「あの指輪だって苦労して手に入れたんだ。お義姉さんも……」お義姉さんもと言って、夫は「しまった!」という顔をします。
「「お姉ちゃん」ってどういうこと!?」夫に詰めよると、指輪を入手した経緯と指輪代をすべて姉が払ったことを知ります。「信じられない!! 2人で私をだましたんだ!」
別にブランド品じゃなくても、タカシが買ったという事実が大事だったのです。内緒にするなら、徹底的に内緒にしてほしかった……。頭のどこかでは姉の優しさも、当時のタカシの事情も理解できます。しかし結婚して2年後に真実がわかったいま、取り乱さずにはいられませんでした。私はずっと2人に騙されていた、大事な家族に裏切られていた……どうしてもそう感じてしまったのです。私には「指輪の真実」を受け入れることができません。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・よしはな 編集・今淵凛