＜妻は親孝行の道具＞実家の家事を妻にさせて「親孝行」？旦那と義妹にモヤモヤ、悩んだ末の決断とは？
親孝行と言うと旅行に連れて行ったりお花や家電などをプレゼントしたりして、親へ日頃の感謝を伝えている人が多いのではないでしょうか。帰省によって孫の成長を見せることも親孝行という考え方もあるかもしれません。そんな中、ママスタコミュニティには先日こんな投稿が寄せられていました。
『義妹は自分の子の面倒を親に見させることを親孝行だと思っています。義妹は子どもを預けて外出します。旦那は義妹の子が義実家にいるタイミングで私を義実家に連れて行き、義妹の子がいるために大変な家事を私にさせることで義親への親孝行だと思っています。子どもを自分の親に面倒を見てもらっている人、義妹のように多少なりとも親孝行だと思っていますか？ さらに義実家の家事や用事を自分の配偶者にさせることは親孝行だと思いますか？』
親に孫の面倒を見させることを親孝行だと思っているという投稿者さんの義理の妹さん。そして投稿者さんの旦那さんは、自分自身が何かするわけではなく妻である投稿者さんを実家に行かせて家事を手伝わせることで、親孝行になると思っているようです。義実家における“親孝行”を問うた投稿者さんに対して、ママたちからはどのような意見があったのでしょうか。
親孝行はあくまで自分の親に対してするものだと思う！
『親孝行とは言いたくないね。義理親子で配偶者を便利に使ってるだけで』
『もしかして親に対する自己主張なのでは。 自立して嫁を顎で使える身分になりました、どうよ、みたいな。最低だけど』
『「同じタイミングで自分の実家に親孝行しに行こうね！ それぞれ自分の親孝行dayでいいじゃない！」みたいに言ってうまく逃げてね』
義理の妹さんと旦那さんへの行動を「それはおかしい！」という意見が多く集まっていた今回の投稿。特に旦那さんについては「自分が楽して親にいい恰好をしたいだけでは？」という厳しい批判がありました。親孝行とは義理の両親ではなく自分の両親にするもの。ましてや配偶者を使って行うものではなく、自分が行うべきという意見が多数派でした。
『手伝いに行ったあと寝込んだりして自分の家に支障が出るようにしてやんな！ 』
『しばらく距離置いていいと思う。あなたの気遣いに甘えてたことや、気持ちを尊重できていないことに気付いていないから、しばらくお休みして有り難みを思い出してもらいましょ』
投稿者さんだけを自分の実家に行かせて手伝いをさせていることを当たり前だと思っている節がある旦那さん。投稿者さんの苦労を理解してもらうために、しばらく義実家とは距離を置くことや自分の家に戻ってからの態度の変化などのアドバイスもありました。
義両親からすれば親孝行にはなっているけれど……
『親孝行かどうかと聞かれたらそうなんじゃない？ 「息子はよく動いて手伝ってくれるいい嫁さんをもらった」、「日常生活もこの調子で息子のためによくやってくれてるのね、安心だわ」って親心を満たしてやれる』
一方で旦那さんの行動に対して「旦那の親にとっては親孝行になっているのでは？」という意見も。投稿者さんの苦労のおかげで成り立っている状況ではありますが、旦那さんのご両親は「自分の息子が献身的な妻と結婚した」として喜びを感じている可能性もあります。旦那さんのご両親目線で考えると、「親孝行になっている」という事実もまた嘘ではないのかもしれません。
『義妹のことはその親が預かるのを了承してるなら関係ないかな』
『親孝行は人それぞれ。正解はないよ』
また義理の妹さんの行動だけを見てみると「孫の面倒を見ることに納得しているのなら投稿者さんの立場では文句を言えない」とする意見もありました。何を親孝行とするのかは家庭によってケースバイケースですし、さらにその子どもと親それぞれの考え方によっても違います。「義妹と旦那の行動は親孝行なのか？」という疑問を抱いている投稿者さんですが、その是非を判断できるのはあくまで当人。旦那さんと義理の妹さんのご両親がどう思っているかで、彼らの行動が親孝行か否かという判断は変わってくるのではないでしょうか。
何であろうと嫌がっている人にやらせるのは論外。結末は……？
『「私が義実家に行くことが旦那にとって親孝行になるなら、義妹も義妹夫君の実家に行って親孝行することが筋ではないか？ それを義妹が嫌がっているのを義親が知っているなら私もそういう気持ちでいるかもしれないとは考えられないか？」とまで私が言ったらやっと納得してくれました』
「私のことはメイドか家政婦のように思っています。そこまで寛大な心は持ち合わせていない」として、特に旦那さんの行動に対して憤りを感じていた投稿者さん。さらには旦那さんは投稿者さんの実家で同じことをすることを拒み、義理の妹さんは旦那さんの実家には子どもを連れて行きたくないんだとか。こうした現状に我慢ならず、旦那さんに義理の妹さんを引き合いに出して伝えたところ、ようやく投稿者さんの気持ちを納得してくれたことを最後に報告していました。
今回のケースでは投稿者さんが嫌な思いをしていないのであれば、また見方も変わってくるでしょう。例えば旦那さんも自分が行きたくても行けない明確な理由を説明したり、投稿者さんに頭を下げてお願いしたりすれば、また投稿者さんの気持ちが違ったのかもしれません。
また旦那さんが投稿者さんの実家に行って同じような行動を取ったり、義理の妹さんも投稿者さんと同じように自分の義実家に手伝いに行ったりしていれば、投稿者さんの納得感も増したでしょう。しかしそうした背景もなく、ただただ投稿者さんをあたかも親孝行の道具として見なすような旦那さんの行動はやはりママたちも憤っていましたね。皆さんは今回のケースをどう感じましたか？
文・AKI 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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