【前編】毎月5万円の義母への援助をやめたい!60歳までの約束だったのに、話が違うじゃない!
義母との関係について悩むママは決して少なくありません。もちろん何が原因で悩むのかは人それぞれです。「嫌がらせ」や「お節介」もあれば、「金銭的なこと」もあるでしょう。あるママもこの「金銭的なこと」で悩んでいるようで、ママスタコミュニティへ投稿をくれました。
『義母のことで悩んでいます。主人と私は共に30代前半の会社員です。子どもはいません。義母は主人が幼い頃に離婚しており、女手ひとつで主人を育ててくれました。約3年前に軽い病気になりましたが、現在はパートで収入を得ています。義母には毎月5万円の家賃を援助しています。結婚する前に60歳(2021年2月で60歳)までとしていたのですが、年金の支給開始時期が60歳よりも後なことから主人は、「それまでは援助したい」と言いだしました。でも私としては、60歳で援助をやめたいです』
結婚当初に旦那さんと「義母が60歳になるまで」と約束していた毎月5万円の援助。年金がもらえるのがそれより後になったことから、旦那さんに「せめて年金がもらえるようになるまでは援助をしたい」と言われてしまったようです。しかし投稿者さんは援助の延長を渋っている様子です。ママスタコミュニティのママからは、この「義母への仕送りの延長」についてさまざまな意見がありました。ですがその前に、旦那さんが主張する年金の開始時期について軽くご説明したいと思います。
「公的年金」について
日本の公的年金は、国民年金(基礎年金)と厚生年金の2階建の構造になっています。国民年金は日本に住んでいる20歳以上60歳未満のすべての人が加入、一方厚生年金は会社などに勤めている人が加入します。
国民年金は20歳から40年間、定額の保険料をすべて納付すれば月額約5万7,000円の満額を受け取ることができ、支給開始年齢は65歳となっています。
また、厚生年金は加入時期が決まっておらず、保険料も月ごとの給料に対して定率になっていることから、人それぞれ納付額や給付額が違います。支給開始年齢は60歳でしたが、2013年から2025年(女性は2030年)にかけて65歳へ段階的に引上げられています。
投稿者さんの義母も2021年2月に60歳になるという話なので、旦那さんはこの「受給開始年齢の引上げ」に当てはまっていることから援助の延長をしたいと言いだしたのかもしれませんね。
「義母への援助」に対しての疑問
投稿者さんたちの収入は何に使っているの?
『今の私たちの収入は、主人の収入は義母への援助と生活にかかる全ての費用に当てています。私の収入は貯金です。私が義母への援助を渋る理由は以下です。
・私たち自身の老後への備えをしたい
・いつか子どもを授かったときのために備えたい
・マイホーム資金(あと2年程で考えているため、その頭金)に備えたい
・結婚式を挙げた際、私の親からは多額の援助がありましたが、主人の親からはなし。それなのに、援助を片方の親だけにすることも納得できない』
たしかに義母の老後は心配かもしれませんが、投稿者さんたちにも生活があります。今は夫婦2人で暮らしており貯金もできているようですが、投稿者さんはいずれ子どもを産みたいと考えています。そのうえマイホームの購入も計画していることから、義母への毎月5万円の援助は今後のことを考えると大きな負担となってしまうようですね。
援助したくない理由には「義母との関係」も影響しているようで……
『義母と私の関係は最悪です。義母は私に対して「息子をとられた」感満載で、結婚の挨拶に伺った際、おめでとうよりも先に「うちの息子を泣かせたらただじゃおかない」と言われました。そして私のことを「あの女」と呼んでいます。私は義母が嫌いです。義母にも伝わっていると思います。こういった感情もあるからか、なおさら援助をやめたいです。私たちが我慢する生活を送ってまで援助をしたいとは思いません』
もちろん自分たちの将来のお金の心配もありますが、投稿者さんはそれ以上に義母に対して嫌悪感があることから援助を延長したくないようです。互いに良好な関係であると思っていないにもかかわらず、援助を延ばさなければならない。これでは投稿者さんとしても腑に落ちないところがありますよね。
お金の話の前に、義母の言いぐさは許せない!
『あの女呼ばわりはむかつくね!』
『援助する必要ないと思います。せめて投稿者さんに対して「いつもありがとう」「迷惑かけてごめんね」という気持ちを出しているのなら少しは援助してあげてもいいかもしれませんが、態度が悪すぎます』
『仕送りを当てにした生活をされて感謝もしないような義母、不満に思っても仕方ないわ』
『援助してもらって当たり前みたいな顔をされているのも嫌だよね』
自分を「あの女」呼ばわりされたり、失礼な態度ばかりとられては、義母へお金の援助をしたくなくなってしまう気持ちは十分にわかります。「そんな態度だったら1円たりともあげたくない!」と感じてしまうでしょうし、援助してもらうことを当然のように思っている姿も気になりますよね。そのため「義母が態度や考えを改めないかぎり、お金の援助は延ばさなくていい!」と考えるママも少なくありませんでした。
60歳以降はお金の援助はしなくていい
また、こんな意見もありました。
『同年代です。毎月5万円の支援をしていることを尊敬します。私の義父母もすでに離婚していて、義父には借金もあります。義母が払っていた義父の生命保険代月5,000円を、新婚早々長男である夫に支払いをかわって欲しいと提案してきました。夫は月5,000円ぐらいならと了承しましたが、これを受けたらずるずる他のお金も払うことになりかねないと思い、私が直接「無理」と言ってしまいました。(このやり方はちょっと後悔)その結果、肩代わりの話はなくなりました。残酷という意見があるかもしれないですが、投稿者さんの感情は普通だと思います。将来のことを考えて、援助は当初の予定の60歳の時点で打ち切った方が良いと思います』
今は月5万円の援助となっていますが、一度決めたことをひるがえすと、他のことでも融通をきかせなければならなくなるかもしれません。それに年金をもらうようになったとしても、旦那さんがなにかと理由をつけて援助をしようとする可能性だってあります。もともと60歳になったら援助は打ち切ると決めていたわけですし、義母も年金の支給年齢が遅くなることはわかっていたはずです。
もし義母が準備をする時間があったにもかかわらず怠って息子に頼んでいる、もしくは旦那さんが「援助をやめる」となかなか切り出せないようであれば、なおさら延長をするべきでないという意見もありました。
現在義母に毎月5万円の援助をしている投稿者さん夫婦。60歳で終える話だったにもかかわらず、旦那さんは「年金がもらえるまで延長したい」と言い出しました。しかし義母の自分への態度を考えると、「どうしてこんな人のためにお金を払うのだろう」「私にもやりたいこと、欲しいものがあるのに」そう思ってしまうのは無理もないこと。ママスタコミュニティにも金銭的援助の延長に反対するママは多くいました。
文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・加藤みちか
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