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ダニが原因で子どもが「喘息」に!?見えない敵に対抗するための対策とは?

※2018年12月時点の情報です。

子どもが生まれてからというもの、家の中のゴミやホコリなどのハウスダストに敏感になったママもいるのではないでしょうか? 毎日のようにお掃除を行っているママさん、いつもお疲れさまです!

ゴミやホコリといった目に見えるハウスダストを取り除くのは比較的わかりやすいのではないでしょうか。しかし“目に見えない敵”はどうでしょう。ママの皆さん、すべての部屋の「ダニ対策」できていますか?

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ダニもハウスダストに含まれます。家の中にいるのはヤケヒョウヒダニ、コナヒョウヒダニといった種類で、主に布団や毛布などの寝具、じゅうたん、畳、壁といった場所に潜んでいます。家の中にいる間ダニに触れてしまうことで、アレルギー症状が起きてしまうこともあります。

ダニが引き起こすアレルギー症状としては、まず「通年性アレルギー性鼻炎」が挙げられます。これは突発的なくしゃみ、鼻水、鼻づまりが頻繁に起きる症状のことです。日本ではなんと国民の4割ほどがかかっているのだとか。女性よりも男性の患者の割合が多く、またかかりやすい年代としては、小学生くらいの子どもに多いそうです。

この通年性アレルギー性鼻炎の前後に起こることがあるのが「喘息(気管支喘息)」です。喘息では、発作的に呼吸困難が起こったり、ゼーゼーと音がする呼吸(喘鳴)になったり、特に夜間・早朝に咳が出やすくなったりといった症状が起こります。喘息が原因で死亡するケースがあることも、冷静に受け止めておきたい事実です。

特に子どもにとっては、家の中のダニがアレルギー性鼻炎、ひいては喘息の引き金になり得るという海外の研究結果もあります。

そうはいっても、ダニは見えないだけにどれだけ対策を行えばいいのかわかりにくいかもしれません。普段の生活で、どういったことに気をつければいいのでしょうか?

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<部屋の環境で気をつけたいこと>
・湿気は大敵!
ダニやカビは湿気が大好きです。部屋の風通しを良くしたり、除湿をしましょう。部屋に植物があるなら、植木鉢の湿気にも注意が必要です。とはいえあまり乾燥してしまうと今度は風邪をひいてしまうかもしれないので、湿度は50%程度、室温は20~25℃に保つのがよいでしょう。

・布団の手入れは入念に
晴れた日には、できるだけ布団を天日干ししましょう。午前10時~午後2時に干すのが最適です。その後は掃除機をかけてダニを取り除きましょう。

・カーテンやソファにもダニが
あまり洗濯をすることのないカーテンには、ホコリやダニが隠れています。日常のメンテナンスとしては、ハタキや洋服ブラシでホコリやダニを落してください。また年に1~2回の洗濯をお勧めします。そのほか、布張りのソファといった布製品にはダニやホコリがつきやすいので、定期的にハタキや洋服ブラシでメンテナンスしてください。

・畳の上にカーペットはやめておこう
カーペットや畳はともにダニが潜みやすいもの。畳の上にカーペットを敷いてしまうと文字通り、ダニの“温床”になってしまうのでやめておきましょう。ちなみにカーペットにも防ダニ加工が施されている商品があります。

・壁紙・空気清浄機で空気中のダニに対抗
壁紙や空気清浄機のなかには、空気中に浮遊するアレル物質を吸着したり働きを軽減したりすることを目指した機能を持つ商品があります。部屋の環境を見直す際には、こういった商品の最新情報をチェックしておきたいところです。

・掃除はこまめに
掃除は毎日、が基本です。特に寝室は人が長時間いる場所なので、念入りに行いましょう。

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ハウスダストとなるダニが及ぼす影響や部屋の環境に関する知識を持ち、適切に対策を行うことが、子どもを守ることにつながります。ママのダニ対策の成果が“目に見えて”わかるのは先の話かもしれませんが、きっと子どもや家族の健康のために役立っているはず!

みなさんも折に触れて、毎日過ごす部屋の環境を整えてみてはいかがでしょうか?

提供:株式会社サンゲツ・帝人フロンティア株式会社