<食い尽くし系>おかわりを欲しがる子どもに親の分をあげる?将来卑しくなりそうで心配…
子どもが食事中に「おかわりしたい」と言ってきたとき、ママたちは自分の分を分けますか? 家でも外食でも、「おかわり欲しい!」と元気に言われたときに、用意した分がすでになくなっていたらどうするか。これは家庭で地味に揉めがちなテーマのひとつかもしれません。
『家でも外食でも、子どもがおかわりを欲しがっても余っていないときは、これはママとパパの分だからとあげません。でも旦那は自分の分をいくらでもあげるタイプです。人の分までもらうことに慣れてしまうと、将来「食い尽くし系」になる気がしてイヤです』
投稿者さんは子どもが「もっと食べたい」と言っても、自分の分をあげないことにしています。「これはママとパパの分だから、あなたのではないよ」と、しっかり伝えるそう。でも家庭によって対応はさまざま。「あげる」「あげない」だけでなく、その背景には親の価値観や育て方の違いが大きく関係しているようです。
え?親だからこそ子どもに食べ物を分けるものでは?
お腹いっぱい食べてほしいから、自分の分を分けるというママたち。でも分けてもらえるのは親だけ、ときちんと教えているそう。ただあげるのではなく、「これはママの分だよ。でもあなたがもっと食べたいなら、ママは我慢する」と伝えるスタイルです。
『子どもがもっと食べたいと言っているのにあげない親がいるの? 旦那も私も、自分の分がなくなったとしてもあげるよ。追加するなり、足りなきゃ作るなり、買ってくるなり。最悪我慢したらいい』
『今はもう大きいから絶対あげないけれど、中学くらいまであげていた。あの頃は食べる姿も可愛すぎて』
『追加を1人で食べ切れるなら頼む。ムリなら私の分をあげる』
また「食べ盛りは一時期だけ。高校生になったら落ち着いてきた」という声もありました。今あげたからといって、それが“食い尽くし系”の性格形成につながるとは限らないとママたちは考えるようです。あるママは「私は太りやすい体質だから、むしろ子どもにあげて自分の食事量を減らすくらいがちょうどいい」とお互いにとってプラスだと語りました。
最初から大盛りや追加を準備して対応するママ
足りないとわかっているなら、最初から多めに用意するのが一番だと、実際に子どもがどれくらい食べるかを見越して対策するママもいました。
『家では多めに作る。外食では追加注文する』
『追加注文する。すると今度は余るのだけれど、それはパパが食べる……』
『中高生男子なら2人前でも余裕。外食なら大盛りにして注文』
「毎回足りないのは“1人前”の量が少ないのでは?」という声もありました。子どもが食べ盛りのときは「我慢させるよりしっかり準備をする」とママも安心のようです。
わが家流のマイルールで乗り切る家庭も
大人になったら他人と一緒に食事をとることも出てくるでしょう。そのときのために、きちんとマナーを覚えてもらいたいですよね。独自のルールを作って、子どもに教育するママもいるようです。
『うちは“給食システム”を導入。嫌いなもの減らしたら、おかわりナシ!』
『ある程度大きくなったら自分の適正量をオーダーする(考える)練習はして欲しいので、その辺の声掛けは様子を見ていくかな』
『「ありがとう」が言えるように教える機会でもある』
『1人前の定義を家庭内で調整する』
ママたちは、おかわりをめぐるルールを独自に作って対応しているよう。柔軟な対応と子どもとのコミュニケーションを大切にするママも少なくありませんでした。
おかわりと食い尽くし系になるかどうかは別問題
みんなのための料理を、配慮せずに一人で大量に食べてしまう”食い尽くし”。このマナー違反は、共に食する他人や家族にイヤな思いをさせます。きちんと気遣いができる大人になるためには、どう教育すればいいのでしょうか。ママたちの考えをまとめます。
『むしろ我慢させたほうが“食い尽くし系”になるのでは?』
『親の分をあげているけれど、「誰か食べていないのではないか」と気にしてくれる子に育っているよ。食い尽くしって食べものうんぬんだけでなく、根本的に相手を思いやれないのだと思う』
『私の兄が食い尽くし系だけれど、元々が自己中心的な性格。育て方ではない』
このように「人の分をあげる=食い尽くし系に育つ」という見方に否定的な声も複数ありました。食い尽くしは単なる食の問題ではなく、根本的な優しさの欠如だと言います。また「子どもが成長すれば、自然と自分の適量がわかるようになる」という実体験もありました。
『母が昔、私に「お母さんはいつでも食べられるから」と分けてくれた。今、私が子どもに同じこと言っている』
『親の分を分けてもらった記憶は、やさしさとして残る』
そう語るママたちもいて、分けてあげることで家庭の温かさが子どもに伝わるという意見がありました。子どもの「おかわり」にどう対応するか……それは単なる食事の話ではなく、親の価値観や家庭の教育方針そのものなのかもしれません。分ける・分けない、最初から多めに作る、ルールを決める。いずれにしても、その家庭の事情や子どもの性格に応じた判断が大切です。「人の分を欲しがる=将来の食べ尽くし系」という単純な図式ではなく、その背後にある思いやりや教育こそが問われているのかもしれません。どのようなスタイルを選ぶにしても、子どもが自分と他者を大切にできるように導いていくこと。それが親としてできる最大のサポートかもしれませんね。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・きたがわなつみ
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