<産後のワンオペ家事育児>問題は山積み、何を使って乗り切った?みんなの体験談を参考にしよう
妊娠・出産において、誰の手助けもなくママひとりですべてをこなし乗り切るのはなかなか大変なものです。できれば旦那さんや実家・義実家の両親などの協力を得られればいいのですが、難しいママもいることでしょう。
『近くに実母・義母がいない人は、産後の育児をどう乗り切っているのでしょう。旦那の協力も必要だけど、仕事があるから完全にはムリ。かといって田舎だから、ベビーシッターを雇うなどの習慣もありません』
周囲の協力が得られない場合、産後の育児などはどうすればいいのでしょう。そのような悩みを抱えるママから質問が寄せられました。
産後の家事育児、どう乗り越える?
産後はママの体が大きなダメージを受けていることに加え、かたときも目を離せない新生児のお世話もあるので本当に大変ですよね。しかし投稿者さんは、「産後の家事育児は大変だ!」といった、漠然とした答えを聞きたいわけではないのかもしれません。ママたちが産後、大変だったポイントと解決策を見てみましょう。
食材や日用品などの買い物
『買い物はネットスーパーと生協の宅配を利用していました』
食材や日用品などの買い物を挙げる声が目立ちました。対応策としては、ネットスーパーや生協の宅配、ミールキットなどをフル活用する案が寄せられています。また、足りないものを旦那さんに買ってきてもらうといった声もありました。旦那さんが多忙で協力を得られないケースもありましたが、その場合は赤ちゃんを連れて買い物へ行っていたとの声も。「できる」「できない」ではなく「やるしかない」という、ママたちの強い覚悟と意志が見える結果となりました。
買い物以外で日常的に必要な家事
『産後、家の中の家事は私が最低限だけやっていました。外に出ないといけない用事や買い物は、旦那の都合のいいときにお願いをして乗り切りました』
旦那さんがどこまで協力的かは、産後の育児を乗り切る大きなポイントになりそうです。しかし旦那さんの協力を得られない場合は、住んでいる市区町村が行っているファミサポなどのサポートを利用しているといった声も寄せられています。妊娠・出産を希望するママは、行政が手掛ける家事・育児サポートにどのようなものがあるのか、日頃から情報収集を心がけておくとよさそう。また、どうしても家事をするのが難しい場合は、潔くできる範囲だけやって諦めるという声もありました。完璧を求めないのも、家事・子育てにおいては大切なことかもしれませんね。
仕事と子育ての両立
『親が助けてくれたり旦那が融通の利く仕事だったりで、育児に協力的じゃないと正社員なんてムリだよね』
投稿者さんからは、仕事をしながら妊娠・出産、産後の育児をする場合の疑問も寄せられていました。これに関しては、お勤め先の規定や職場環境に大きく左右される傾向にあります。事前にどのような状況になるのか確認しておくと、いざ妊娠・出産となったときの心構えができそうです。
上の子がいる場合の妊娠・出産・子育ての大変さ
旦那さんや市区町村・民間のサポートなどを駆使しても大変そうなイメージのある、2人目以降の妊娠・出産・子育て。ママたちが大変だったポイントや対処法を見てみましょう。
出産入院中の上の子のお世話
『私の入院中は旦那が仕事を休んで上の子の世話をしていた。退院2日後から旦那は出勤し、約1週間は定時上がりの残業なしで乗り切ってもらった』
ママが出産のための入院中、上のお子さんのお世話が気がかりですよね。こちらに関しては、基本的に旦那さんに協力してもらったとの声が目立ちました。しかし、旦那さんの仕事内容によってはサポートが難しいケースもあるでしょう。そのような場合は、上の子も一緒の部屋で過ごせる産院を探したり、市区町村の支援の一時保育を利用したりするなどのアドバイスが寄せられました。ただ現実はなかなか厳しく、旦那さんや行政などのサポートが受けにくいために、2人目以降の妊娠を諦めているという声もありました。
上の子の習い事の送迎や付き添い
『上の子の習い事は、行きは子ども1人で行ってもらい、帰りは旦那が迎えに行っていました』
ママの付き添いが必要となる習い事は、産後にはかなり厳しそうですよね。送迎が大変なケースを含め、上の子の習い事は一時的に休ませるという声が目立っていました。子どもの年齢や性格によっては、行きだけ子ども1人で行ってもらい、終わる頃に旦那さんにお迎えに行ってもらってもいいかもしれません。なかには、赤ちゃんを連れてママひとりで乗り切るといった声も寄せられていました。お住まいのエリアによっては、行政の支援の一環で、子どもの送迎を引き受けてもらえるタクシー利用の補助が出るところもあります。「協力者がいないので難しい」と諦める前に、こういった便利なサービスをぜひ調べてみてほしいですね。
事前のリサーチを元に、シミュレーションしてみよう
少子化の深刻さが叫ばれているものの、なかなか妊娠・出産・子育てのハードルは高く、さまざまな理由によりお子さんを諦めるご家庭も増えていると聞きます。その要因のひとつに「協力者が得られないから」という理由もありそうですよね。だからこそ、事前のリサーチが重要になっていくのでしょう。ぜひママたちの声を参考にして、お住いの地域の行政・民間のサービスをくまなくチェックしてみてください。いざというときの対処法が見えてくるかもしれませんし、わかっていれば対策も練れるはずです。
ママひとりでもなんとかなったという声もあれば、ひとりでは厳しくて2人目は諦めたという声も寄せられていました。ただ、この問題には正解不正解はありません。置かれている環境や状況、ママ自身の性格や体力などさまざまな要素を考慮し、何が一番自分たちにとって最適なのかを検討してみてください。そうすることで、自ずと答えが見えてくるかもしれませんよ。
文・櫻宮ヨウ 編集・海田あと イラスト・Ponko
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