<1万円が……消えた!?>犯人探ししない!「子どもたちの良心に問いかける」夫の作戦【後編まんが】
前回からの続き。私はユカ、50代半ばです。高2のケント、高1のエミリ、夫の4人暮らしです。先日、夫の財布からお金がなくなるという出来事が起こりました。しかも夫は初めてのことですが、私はすでに何度か同じように財布からお金がなくなっています。状況から考えて子どもたち2人のどちらか、もしくは両方だと思うのですが、肝心の犯人がわかりません。そこで夫の「犯人さがしよりやめてもらうことが大切」という言葉をもとに、私たちはひと芝居うつことにしました。
私たち4人はワイワイと車で出かけました。しかし今日は夫が考えた作戦決行の日。浮かれてはいけません。私は気を引き締めて夫のサポートをすることにします。
「仕方ないよ」と言う夫を見て、ケントとエミリは焦っているような戸惑っているような表情をしていました。
それから家に帰るまで、ケントもエミリもそれぞれスマホを見たり外の景色を見ていたりして、車内は行きの盛り上がりとは正反対の雰囲気でした。2人が何を思っていたのか……正直私たちにはわかりません。しかしいつもなんだかんだ話しかけてくる子どもたちです。きっと思うことがあったのでしょう。
夫の作戦を決行したところ、財布からお金が盗まれるという事態はピタリと止まりました。今となってはどちらがお金を盗っていたのかわかりませんし、犯人を探り当てるつもりもありません。
子どもたち2人、だいぶ成長してきたとはいえまだまだ子ども。先の人生だって長いです。
これからも間違ってしまうことがあるかもしれませんが、親として、人生の先輩として、私たちが気付かせてあげられるときにはいい方向へ導いてあげられたらと思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・おんたま 編集・みやび