<「金目当て!」義母から非難>義兄が結婚!家族が増え、ますます楽しく……なるハズ【第2話まんが】
前回からの続き。私(スズカ)は夫のレイジと結婚して、義実家から車で30分ほどの場所に住んでいます。義両親は私や、孫である息子のゲンキ、娘のユウナのことをとても大切にしてくれます。いつも気遣ってくれる優しい気持ちに恩返しをしたいと思い、私は義両親の頼みに応えてなんでも手伝ってきました。「ありがとう」と喜んでくれる義両親の笑顔のために……。そうやって私たちは仲良く過ごしてきたのです。
夫には兄のカズマさんがいます。カズマさんは長い間、家を出てひとり暮らしをしていました。それがこのたび結婚が決まり、お嫁さんのミヤビさんとともに義実家で同居することになったそうです。それからは着々と同居に向けての準備が進んでいきました。
その頃ミヤビさんも同居準備のため、たびたび義実家に来ていました。お手伝いに行った私が顔を合わせることもありました。
ただミヤビさんは妊婦さんですから、力仕事などをさせるわけにはいきません。義母に頼まれ、私は張り切って物を運んだり家具を動かしたりといったお手伝いをしていました。
「最近、ばあちゃん家に行っても何ももらわないね」家に帰るとゲンキが言いました。「え?」「いや、前までなら、ばあちゃん家行くたびにオモチャとか洋服とか、食べ物とか必ず何かもらってきてたじゃん」「同居が近いし、それどころじゃないのよ。だいたい今まで頂けていたことがありがたいことなの!」むしろ今までがもらいすぎだったくらいです。ようやく義両親の孫フィーバーが落ち着いて、通常モードに戻ったのかな? とも思います。
義両親が私たちに向けてくれる気持ちへのお返しのつもりで、私は義両親の頼みごとを一手に引き受けていました。決して無理のない範囲で、自分のできることだけではありますが、それでも義両親はとても喜んでくれていました。私も義両親が喜んでくれることに充実感を味わっていたのです。義兄のカズマさんの結婚も決まり、お嫁さんのミヤビさんに赤ちゃんも加わって、これから義実家はますます賑やかになっていくでしょう。私は楽しみでなりませんでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子