<思春期の寂しさ>家族と距離をとるようになった中学生。親としての複雑な気持ち
子どもが思春期を迎える頃になると、親との距離が少し遠くなったと感じることも出てくるでしょう。子どもの成長と考えることもできますが、親としては少し寂しい気持ちになることもありますね。ママスタコミュニティのあるママから、こんな投稿がありました。
『中学生の息子がいます。必要な話があって部屋に入ると、話が終わるやいなや、話が終わったなら部屋から出て行ってと言われます。前はご飯を一緒に食べていたのに、今は自室で食べたがります。そういう年頃なんだろうけれど、急に寂しい……』
中学生になった息子さんには、1人でいる時間や空間が必要なのでしょう。親である投稿者さんが部屋に長くいることに抵抗があるようですね。またご飯も自分の部屋で食べたがるなど、息子さんの変化に戸惑う投稿者さんに、他のママたちからもアドバイスが届いていますよ。
親との距離ができるのは自然なこと
『うちもご飯を食べたらすぐ部屋、出かけて帰宅後にすぐ部屋、話がすんだらすぐ部屋だよ。中1男子。みんな一緒』
『自分自身もだけれど、小学校5年くらいから親と出かけるのを恥ずかしく思っていた気がする。親より友達が大事と思っていたし、親の言うことが何もかも気に障った』
あるママの中学生のお子さんも、用が済んだらすぐに自分の部屋に行ってしまうそうです。また自分自身も中学生だった頃、親との関わりをうとましく感じていたと振り返るママもいます。親としては寂しさもありますが、思春期にはよくあることといえそうですね。
『そんなもんでしょ。逆にいつまでもママ、ママだったら困るでしょ』
一方で、いつまでも親を頼って甘えているのも、ちょっと困ってしまうかもしれません。中学生になれば自分でできることも増え、親からの自立も大切になってきますね。
親との距離が近い思春期のお子さんも
『個人差だよね。うちはずっとリビングにい座っているよ。嫌なことがあればずっと話しているし、褒めてほしいことがあればずっと褒めてアピールをする』
思春期を迎える年ごろになっても、親との距離感には個人差があるものです。1人でいたいと思う子どもがいる一方で、積極的に親に話をしたり甘えたりする子どももいます。子どもによって思春期の変化のしかたは違いますから、親はそのときの状況に合わせて、自立を促しながら対応するとよさそうですね。
そういうものと受け止めてしまおう
『普通じゃないかな。うちの子は甘えてくる時もあるけれど、同じ人か? と思う程距離をおくときもある。ハイハイそう言う感じねと思っている』
子どもの態度がそのときどきで変化すると、ママも対応に戸惑ってしまうものです。でもそんな態度の変化も「お年頃」と思ってしまえば、素直に受け入れることができそうですね。自分も過去には、親に対して同じような態度だったかもしれませんから、自然な流れだと思って受け止めてしまうと気持ちも楽になるのでしょう。
思春期は永遠には続かないもの
『子どもとの距離感が遠いのは、いつくらいに落ち着いた? うち高3だけど未だにそんな感じ』
思春期を迎えて親に冷たい態度を取るようになったとしても、いつかは終わりがくるものです。その時期を知っていると、「もう少し」と自分を励ますこともできるのでしょう。
『高2の2学期から、人が変わったように部屋から出てきたよ』
『高校生までは、何か言うと機嫌が悪かったけれど、大学生になったらそれもなくなり平和になった』
個人差はあるものの、高校生や大学生になると、親との関係に変化が見られることがあるようです。たとえば社会人や大学生になって一人暮らしをするようになると、親のありがたみを感じるのかもしれません。また自分の態度が親を傷つけることもあるなど、大人になるにつれて親の気持ちに寄り添えるようになる場合もあるでしょう。
中学生のお子さんがいるママにとっては、今が辛くて寂しい時期かもしれませんが、時間が経過すれば子どもの態度も変わってきそうです。終わりはあるし自立への過程だと思って、今は静かに見守るのもよいのかもしれませんね。
文・こもも 編集・みなこ イラスト・Ponko
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