<30万貸して!義母>突然のおねがい。治療費だと思ったのに……実際の使い道は!?【第1話まんが】
最近のお話です。私は40代後半のマドカ。夫のトオルと共働きで夫婦2人暮らしをしています。ひとり息子は大学生で家を出ています。義実家は車で20分ほどの距離にあり、義父や義母とはお互いにほどよいお付き合いをしてきました。
義実家の近くに義弟ハヤトさん夫婦も住んではいるものの、「将来的には自分が面倒をみる」と話す夫。私は責任感のある人だと思っていました。
「お義母さんもお義父さんもいい人だもんね。いずれ私も手伝って老後の面倒をみることになるかもしれないけど……ちゃんと話し合って決めていけたらいいな」義両親は定年まで元気に働いていましたし、家もしっかり管理されていたようなので、特に不安を持っていませんでした。ところが……。
ある日、義母が申し訳なさそうに電話をかけてきました。「まとまったお金が必要で、ちょっと10万円ほど貸してくれないかしら」お金を貸してほしいと頼まれるなんて初めてのことです。別にお金に困っている様子もないので、事情があって急に必要になったのかもしれません。義父の足が悪くなってきているという話を聞いていたので、その治療費かと思い10万円を貸しました。それから1週間後……。
「あれ? お義母さんテレビ買い替えたんですか?」リビングにあった大型テレビが、さらに大画面のものに変わっていました。でも、以前のテレビはまだ買って3年くらいだったような気が……?
義母は軽い感じで答えます。「そうなのよぉ~。電気屋さんがこっちの方がキレイに映るっていうからね」お店の人に勧められて、思いつきで新しいテレビを買ったというのです。「この前はありがとうね!」「母さんは新しいもの好きだからなー」「もー、昔から変わってないんだから」義父も夫も笑いとばしますが、私にとっては笑いごとじゃありません。
「えっ……この前の10万円って、まさかこれに……?」治療費などで急に必要になったのだろうと思って私が貸した10万円。なんと義母の衝動買いのためだったのです! 帰ってすぐ夫と話し合いましたが……。
夫はあまり深く考えていないようです。「10万くらい、別にいいんじゃない? うちだってたまにお金をもらうんだし」「でもそれは、子どもの入学祝いとかでしょ? 生活に必要なお金を渡してもらっているわけじゃないよね……」
「でも家の相続や遺産分配も、長男の俺を優先に考えてくれてるみたいだしさ。その分を先に返していると思えば普通だよ」確かに夫は義両親の老後の面倒をみるつもりでいます。けれど私には納得できません。うちだって息子が大学生で家計は厳しいのに……義母の衝動買いのために10万を軽く払ってあげるのが『普通』のことなのでしょうか……。
これまで義両親とはうまく付き合ってきたと思います。夫は「長男としてちゃんと面倒を見るんだ」という思いが強いため、その気持ちを尊重して私も手伝う心づもりでした。けれど最近、なんだか雲行きが怪しいです。特に緊急でもないことにお金を借りようとする義母にも、それを笑って済ませる義父にも、違和感をおぼえて仕方がありません。せめて早めにお金を返してくれれば、なんとか飲み込めると思うのですが……。今後の義両親との付き合いに大きな不安がよぎった出来事でした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・古川あさこ 作画・ももいろななえ 編集・井伊テレ子