前回からの続き。

弟が結婚を踏みとどまるようにしてほしいと言う母の言葉に悩んだ私は夫に相談することに。たしかに相手の親御さんに挨拶するのは礼儀とも言えるかもしれませんが、それは弟たち自身が考えるべきこと。私たちが出る幕はないと思うんですけどね。

でもとにかく弟の気もちも聞いてみないことにはわからないと思い、私は弟と会う約束を取り付けました。

話を聞くと、弟が結婚したいと考えているお相手の女性は弟の7歳年上。付き合い出してからは2年、同棲して1年が経つようです。そんな2人が結婚を意識するのは自然なことだよなあと思いながら弟の話を聞いていました。と同時に、母に反対されたことがやはり気にかかっている様子。そりゃあ、あの剣幕で反対されたら、気持ちが萎えてしまうのもわかる気がします。

姉として弟が幸せになるのは喜ばしいこと。だからこそ何かできないものかと思って弟の話を聞いていました。

どうやら弟が結婚を前提に同棲してる彼女がいると報告したとき、両親は喜びましたが、相手が7歳年上だとわかると母の態度が急変したそうです。その話を聞いた彼女は、すぐにでも挨拶に行きたいと申し出たそうです。しかし母のあの様子から、弟は母が彼女に失礼なことを言うかもしれないと心配しているのでしょう。

母が結婚に反対していた一番の理由は、相手の女性が年上だったことなのかもしれません。同棲の挨拶をしていなかったのは弟にも責任があるのに、相手の女性にだけ怒る母は、ケチをつけているようにしか見えません。かわいい弟の幸せのため、私は一肌脱ごうと思います。

【第3話】へ続く。

原案・編集部　脚本・古川あさこ　作画・むらみ　編集・Natsu

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