<反抗期!母のココロ壊れる……>息子と離れ2ヶ月「玄関で鉢合わせ!」心臓がドクン【第6話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私はユミコ。1人息子のショウゴと夫(アキオ)と生活しています。思春期を迎えたショウゴの反抗に日々頭を悩ませていますが、夫は「年頃の男子なんてそんなもんだ」と取り合ってくれません。ある日いつものように反抗的な態度をとるショウゴにプッツリと糸が切れてしまった私は、家事を投げ出し荷物をまとめ、数日帰らないつもりで家を出ました。ひとまずホテルに泊まりましたが、ショウゴの反抗的な態度を思い出すと震えが止まらなくなり動悸で息苦しくなってしまいます。私は夫にしばらく家には、戻ることはできないと伝えました。
1人暮らしをはじめた当初、もっと家族のことが心配になるかと思っていたのですが、頑張って料理をすることもなくなり、洗濯物や洗い物だって自分の分のみ。自分のことだけをおこなっていればいい今の環境が、私の心を癒していくのを実感しました。
「なんだか少し肌寒くなってきたな……。そろそろ服を取りにいかなくちゃ……」私はショウゴのいないときを見計らっては自宅に帰り、必要な荷物を持ち出していました。
(ショウゴが産まれてからというもの、これほどショウゴと離れて生活したことはなかったな。最後に会ってから2か月は経っているけれど……元気で過ごしているんだろうな……)リビングやキッチンは私がいなくてもきれいに片づけられています。「思ったよりもきれいにしているじゃない」と夫に聞くと、ショウゴは夫に対してはそれほど反抗的な態度もみせず、信じられないことに家事の手伝いもしっかりやっているようでした。ショウゴの成長に嬉しさもありつつ、複雑な気持ちになるのでした。
ふとリビングにある写真アルバムが目に留まります。
ここ最近心が穏やかになってきたから、ショウゴの小さいころの写真でも持って帰って眺めようかな……。そう思ってリビングにあるアルバムを数冊カバンに入れ、私は自宅を出ようとしました。すると予定より早く学校から帰宅してきたショウゴと玄関で鉢合わせしてしまったのです。予期せぬ息子との再会に、平穏な心が乱されるのを感じました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・煮たまご 作画・りますけ 編集・井伊テレ子