<ママ編集部のオススメ>親子で大好きな絵本をご紹介!子どもと一緒にファンタジーの世界に飛び込もう
常識を超える不思議な世界観で、子どもだけでなく大人も魅了する絵本。子どもへの読み聞かせを通じて、絵本の楽しさを再認識した人もいるのではないでしょうか。細部にまでこだわったイラストやファンタジックなストーリー。今回はさまざまな絵本を読んできたママスタセレクト編集部のママに、親子で大好きな絵本を聞いてみました。2001年(平成13年)以降発行された絵本に限定して、ご紹介いたします!
「100かいだてのいえ」シリーズ
『縦長に大判の絵本を縦に開き、見開きで10階ずつ描かれている絵本。発売されてすぐに私の父から、息子たちにプレゼントされました。子どもたちは「おじいちゃんからのプレゼント!」と喜んで包みを開け、読みふけっていました。1階1階ごとに住んでいる動物や虫や鳥たちの生活している様子がかわいいイラストで描かれているので、親子で「何やっているのかな?」「◯◯って言っているのかな?」と、想像を膨らませてお喋りしながら読み進めていました。100階分あるので、読み始めると30分くらいかかってしまうことが何度もあり、おやすみ前の読み聞かせにはちょっと向いていなかったかもしれませんが、繰り返し読んだ大好きな絵本でした。この絵本は、地下100階や海100階などシリーズがいろいろあるので、それもおススメです。(秋田在住ママ)』
『100かいだてのいえシリーズはおすすめ! 現在小学校中学年の子どもが未就学児のときにこの絵本に出会い、この本で100まで数字を覚えることができました。今はミニサイズが何冊かセットになったギフトボックスもあるようで、プレゼントにもおすすめの絵本です。階によって住んでいる生き物が違い、次はどんな生き物がいるんだろうとページをめくるのが楽しみになります。(30代後半 東京在住ママ)』
タイトル1:100かいだてのいえ
タイトル2:ちか100かいだてのいえ
タイトル3:うみの100かいだてのいえ
タイトル4:そらの100かいだてのいえ
著者:いわいとしお
価格:1,320円(税込)
出版社:偕成社
発行:100かいだてのいえシリーズの1作目は2008年5月
「リサとガスパール」シリーズ
『「リサ ひこうきにのる」では、リサがジュースの上に乗ってしまったゆえにコップがひっくり返って、リサがジュースまみれになったシーンが大好きです。他にもシリーズを持っているのですが、リサはかなり活発な子で、そのダイナミックさが親子で大好きです。リサとガスパールはグッズでみたことがあるという人も多いのではないでしょうか? 私はこの絵本が発売されたころリサがとても好きでグッズとともに絵本も集めていたのですが、当時本屋さんに日本語版とフランス語版があり、「部屋に飾るならフランス語版がいいけれど、自分に将来子どもができたときに読みたいから日本語版にする!」と友人に言って購入したのを覚えています。本当に読み聞かせることができて、娘もこの絵本が好きになってくれて感無量です。(40代前半 福岡在住ママ)』
タイトル1:リサ ニューヨークへいく
タイトル2:リサ ひこうきにのる
著者:アン・グットマン(訳:石津 ちひろ)
価格:1,320円(税込)
出版社:ブロンズ新社
発行:リサとガスパールシリーズの1作目は2000年9月
「10かいだての」シリーズ
『娘が大好きなシリーズです。表紙からもう可愛さ全開で、私も自分が幼少期買ってもらったきせかえの本を思い出し、乙女心をくすぐられました。今プリンセスや魔法使いなどにハマっているお子さんがいらっしゃれば、ツボる可能性は高いかと思います……! 「10かいだての まほうつかいの おしろ」の方は、女の子が立派な魔法使いになれるように修行しながら塔をのぼるというお話なのですが、そのなかで主人公が先生に教えてもらった「どんなこともよくしらべ、おしえてもらい、れんしゅうをする。そしてそのどりょくをつづけること」を教訓にして、娘は毎日ピアノの練習を頑張っています。私がいろいろ言うより、本で読んだことの方が本人には響くので、絵本には本当にお世話になっています。(40代前半 福岡在住ママ)』
タイトル1:10かいだての おひめさまの おしろ
タイトル2:10かいだての まほうつかいの おしろ
著者:のはなはるか
価格:1,540円(税込)
出版社:PHP研究所
発行:10かいだてシリーズの1作目は2019年9月3日
ぼくのトイレ
『息子が3歳のときに保育園でもらった本です。当時も何度も読み聞かせしていたのですが、時を経て3歳の娘が大ハマり。また何度も読み聞かせしていました。「落ちるよ落ちる、落っこちちゃう~!」というセリフがあって、そこが大好きでした。あとは見開きでいろいろなトイレがあるページがあって「ママはどれがいい? 私はコレ~!」などと指をさして楽しんだりしていました。あんまりにも四六時中読み聞かせをせがむので「自動で誰か読んでくれないかな~」と思うほど……(笑)。でも、やはり「ママの読み聞かせがいい」とせがまれました。その内娘が絵本を暗記して、今度は私に向かって絵本を開いてたどたどしく読み聞かせてくれるように。今は4歳になって他の絵本に興味が出てきて、あまり持ってくることは無くなりましたが、今も本棚に大切に置いてあります。(40代前半 北海道在住ママ)』
タイトル:ぼくのトイレ
著者:鈴木のりたけ
価格:1,430円(税込)
出版社:PHP研究所
発行:2011年8月1日
あいうえおべんとう
『美味しそうなお弁当がたくさん出てきて、おかずがあいうえお順に紹介されているので、ひらがなも覚えるし、おかずも覚えるし、子どもたちと「どのお弁当を食べてみたい?」と話もひろがります。「あっこちゃんのお弁当なんだろうな?」次のページをめくるワクワク感があり、お話ができる2歳頃から読んでいます。子どももお気に入りの一冊です。(30代後半 東京在住ママ)』
タイトル:あいうえおべんとう
著者:山岡ひかる
価格:1,430円(税込)
出版社:くもん出版
発行:2009年5月
チャレンジ ミッケ!4 サンタクロース
『わが家ではクリスマスにサンタさんからはプレゼントを、両親からはクリスマスに関した本をプレゼントすることになっています。ミッケは1歳のときに「どこかな~? どこかな~?」などと親子でいろいろ探して遊びました。(40代後半 静岡在住ママ)』
タイトル:チャレンジ ミッケ!4 サンタクロース
著者:ウォルター・ウィック(訳:糸井重里)
価格:1,496円(税込)
出版社:小学館
発行:2006年11月6日
お子さんと一緒に物語の世界へ
お子さん自身が絵本の世界に飛び込んだような気持ちになれるのも、絵本の魅力のひとつ。主人公と自身を重ね合わせることで、お子さんはより想像力をふくらませられるのではないでしょうか。また大人目線で絵本を読むと、物語の奥深さやイラストの絶妙な色使い、お子さんとは違う気づきや感動があるかもしれませんね。
子どものころに夢中になって読んだ絵本は、大人になっても心に残るもの。お子さんと絵本を読んで過ごす時間を増やしてみるのもいいかもしれませんよ。
文・吉岡可奈 編集・主婦ママ美