<もしも大地震がおきたら>【後編】断水でも困らない非常食のおすすめは?スマホ時代の盲点も
前回からの続き。阪神淡路大震災で被災した経験から地震に備えてしていることを教えてくれた投稿者さん。さらに非常食や避難時の服装、日頃から心がけたいことまで、被災経験のあるママから続々とアドバイスが寄せられました。
防災用の非常食。カップ麺よりも重宝するものって!?
『シリアル、ドライナッツ、ドライフルーツは常に新品をストック。カップ麺はうちではストックしない(水が貴重なので)。パックジュースや酒以外の飲み物ストック』
定番非常食として、カップ麺を頭に浮かべる人が多いのではないでしょうか。投稿者さん曰く、カップ麺は貴重な水を使用して調理するため、シリアルやドライフルーツなどの水のいらない常備食が役立ったとコメントをくれました。また、冷凍庫に空きがあるときは「ペットボトルに水を入れて凍らせておくと、飲み物を冷やしたいときに便利」といった被災者ならではの対策も教えてくれました。それに付随してほかのママからは、こんな声も寄せられました。
『レトルトのおかゆの備蓄。温めなくても食べられるし、水分もとれるから』
『スナック系のお菓子は常に常備。レトルトやカップ麺なんかは結局調理が必要になるから、何もせずに口にできる物あるといいよ。それで2、3日でも過ごせたらその後はどうにでもなる』
『うちはカップ麺は食べなかったんで、あまりストックしてない。パックご飯、フリーズドライのスープを多めに置いている』
やはり調理が必要な非常食よりも、すぐ口にできる非常食が便利のようですね。ただし「カップ麺はうちは役立った」「カップ麺のおいしさが身に染みた」といったママの声も見受けられたので、一概にカップ麺がNGということではなさそうです。ママたちの声を参考にしつつ、非常食の中身のバランスを考えて用意しておくといいのではないでしょうか。
緊急連絡先の控えはとっておこう
『当時はスマホどころかまだガラケーもあんまり普及してなくて、アドレス帳があったんだけれど。今もしスマホが物理的に壊れてバックアップのPCもなければ、電話番号を覚えて連絡できる人いる? うちは非常用リュックと財布に緊急連絡先の電話番号書いて貼り付けてある』
投稿者さんより、緊急連絡先を控えておくようアドバイスがありました。スマホの電話帳機能に頼っている人は、パパや子どもの携帯番号を覚えていない人もいるでしょう。大震災では、電源が確保できない可能性もあるので、緊急連絡先は控えておきたいですね。他のママからも「小銭入れに親族の連絡先を書いて入れてある」といった声がありました。身内の安否の確認だけでなく、救援物資の依頼などなにかとやりとりが発生するでしょう。こちらは簡単に実行に移せる災害対策なので、すぐにとりかかるといいのではないでしょうか。
子どものための災害対策は?
『子どもがいる家庭はとくにお菓子があったほうがいいって。子どもが不安や心配な気持ちになってるときに好きなお菓子をあげると、気持ちを和らげてくれるんだって』
『子どもの手にも、夜店で売ってるひかるグッズみたいなのつけていた』
『電車で遠くまで通学してる子どもには、常にペットボトルの飲料と飴なんかのちょっとした食べ物をカバンに持たせている。いつきてもおかしくないもんね』
さらに子どものための備蓄についてコメントをくれたママもいました。お菓子は災害時にも重宝するのですね。また子どもが一人のときに被災した場合に備えて、非常食のお菓子やペットボトルを持参させているママもいました。わが子が習い事や遠方の学校まで通っている家庭では、すぐにでもしておきたい対策ではないでしょうか。
こちらに取り上げたママの声以外にも必要な備蓄や自宅の対策はまだあるでしょう。家庭によって必要な備えは異なるので、今一度家族で相談して、備蓄の準備や自宅に危険スポットがないかを確認しておくといいのではないでしょうか。
文・安藤永遠 編集・みやび イラスト・Ponko
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