＜マウント逆転劇＞「おたくに比べてうちの子、字が上手い」見下したママの娘が実は……【後編まんが】

前回からの続き。5年前の話です。私は年長の息子を育てるママです。同じクラスのハナちゃんママが「うちはお習字と英語と学習教室に行かせてる」などとマウントを取ってきます。仲良しのユウトくんの書いた字も「ダイナミックな字」「うちの子の字しっかりしてるでしょ？」と暗にけなしてきて、私はイラっとさせられるばかりでした。

幼稚園では毎年、挨拶をする保護者代表が毛筆で和紙に謝辞を書くのが伝統になっています。代表のハナちゃんママは毛筆が苦手なのか、それを聞いて途端にあせりはじめました。すると園長先生が思いがけないことを言い出したのです。

ハナちゃんママはユウトくんに高校生のお姉ちゃんがいたこと自体知りませんでした。これまでユウトくんママにさんざん「ハナはお習字に行かせているの」などとマウントを取ってきたので、決まりが悪そうにしています。

卒園式ではユウトくんのお姉ちゃんは謝辞に加え、立て看板の字も書いてくれました。それはそれは立派なもので感心させられました。さすがにハナちゃんママはその後、よその家の習い事に口をはさむことはやめたようです。やたらにマウントを取ろうとすると恥ずかしい思いをすることもあるのだなと学んだ出来事でした。

原案・編集部　文、作画・うーにゃ　編集・井伊テレ子
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