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<生後2ヶ月>吐き戻しが嫌で母乳育児。寝る子を起こして授乳するという新米ママに寄せられた声

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初めての育児はわからないことだらけで正解を模索する日々ですよね。ネットで情報を調べたり専門家に相談したりしても、「これでいいのかな?」という不安の連続になることも珍しくありません。ママスタコミュニティにも先日、生後2カ月のお子さんを持つママから母乳育児に関するこんな投稿が寄せられました。

『頻回授乳して完母にして1ヶ月半。日中からよく寝る息子を起こしながら授乳して、1日1回は大量に吐き戻しされての繰り返し。体重は少しずつ増えてるけど哺乳量に不安。2ヶ月になって授乳回数が減ってきてるのに少ししか飲まないこともある。その上吐き戻しする。吐き戻しは乳首を咥えてえずいてそのまま吐き戻しってパターンが一番傷つく。それに今度は夜間もまとまって寝るようになって授乳間隔開いたからすぐに乳腺炎になった。しこりが痛い』

生後すぐから完全母乳を目指して頑張ってきた投稿者さん。しかしお子さんの飲む量がなかなか増えないことや乳腺炎の痛みなどが重なり、「自分で完全母乳を選択したけど早くも投げ出したい」という心境に陥っています。また母乳外来や助産院に行って母乳マッサージもしてもらったものの、まだまだ痛みが残っているとのこと。投稿者さんのこの悩みに対してママたちからはどのようなアドバイスが寄せられたのでしょうか。

起こしてまで飲ませなくていい!辛かったら積極的にミルクに頼ろう

『起こしてまで飲ませなくても大丈夫。家の長男次男、泣いてから飲ませてたけど飲んで60ml、それすら飲まないときあったよ。保健師さんに相談もしたけど「お腹が空かなきゃ飲まないよ。大人だって少食の人いる。あまり気負わないで」って』

『足りてるからぐっすり寝てるんじゃ?』

授乳量を増やすために赤ちゃんが寝ているときも起こしてまで授乳をしているという投稿者さん。この行動に対しては「ぐっすり寝ているなら起こしてまで飲ませなくて大丈夫だよ!」という声が多数集まっていました。投稿者さんがそんな行動を取った背景には、哺乳量が足りていないのではないか、栄養が不足しているのではないかという不安から。しかし「大人と同じように少食の子もいる」「お腹が空いていたら勝手に起きるよ」といったアドバイスが。投稿者さんの気持ちも親心としてはわからなくもないですが、赤ちゃんがせっかく気持ちよく寝ているのであれば起こす必要はないですよね。

『母乳を頑張って「もしも心折れたらミルクがあるさー」くらいでやると楽になるよ』

『頑張ってて偉いね。うちの子達は3ヶ月まではほぼミルクの混合、それ以降は完ミで育ったけど元気そのものだよ』

また投稿者さんの投稿を読む限り、「母乳でないといけない」という強いこだわりがあるようにも見受けられます。もしも「母乳のほうがミルクより栄養がある」という思い込みがあるのであれば、その考えは捨てたほうがいいかもしれません。母乳が出なかったり仕事に復帰したりと、さまざまな事情から母乳ではなくミルクを選んでいるママはたくさんいます。今回のケースもまさにミルクを選ぶべき事例でしょう。精神的に疲弊している投稿者さんにとって大切なことは、自分自身が楽な方法を選ぶこと。そしてその“楽”は決して怠惰だとかダメなことではなく、投稿者さんが健全に育児をしていくために必要なことでもあります。多くのママたちから「辛くなるくらいならどんどんミルクに頼っていいよ」という温かいメッセージが寄せられていました。

頻繁な体重測定がプレッシャーになっているのでは?

『混合でも全く抵抗はないです。ただ哺乳瓶の拒否と、吐き戻しを見たくなくて(ミルクを飲ませているときの吐き戻しが多かったんです)完母になっただけなので……』

しかし投稿者さんはミルクを飲ませることには抵抗はないそう。これまでもミルクを飲ませたことはあるそうですが、哺乳瓶を嫌がったり吐き戻しがあったりしたことから消極的になってしまいました。特に吐き戻しによって「栄養が足りなくなるのでは?」という点にかなり心配しており、哺乳量や体重を毎日のように測ってしまうんだとか。

『体重測るのもやめな。顔色よくて元気ならよしとすれば? 私体重測ったことないわ』

『ミルクで吐き戻しが多いなら空気を多く吸ってるんじゃないかな? ゲップはちゃんとさせてる? ニプルのサイズや哺乳瓶メーカーを変えてみるのもいいと思う』

ママたちの多くが心配していたことの一つは、投稿者さんの哺乳量や赤ちゃんの体重を逐一測っていることでした。中には「家で体重測ったことなんてないよ!」というママもいて、投稿者さんの行動には驚きの声をあげていました。体重測定をして一喜一憂したり過度に心配したりするのは、投稿者さんのメンタルがもたないでしょう。また哺乳瓶を拒否してしまう状況や吐き戻しについては、哺乳瓶の種類や入念なゲップを推奨しているママも。さまざまな不安で押しつぶされそうになっている投稿者さんですが、まずはできそうなことから一つ一つ取り組んでみて、ピッタリな方法を見つけることを勧めてくれたママがいました。

心配しすぎなくて大丈夫!ママはドーンと構えて!

『赤ちゃんは泣くと割り切って多少はスルーする精神力を育てないと。今後のイヤイヤ期とかもたないよ!』

『そこまで考えてるお母さんの元で育ってるんだからこれからも元気に育つよ。お母さんが笑顔でいることが1番』

「赤ちゃんが無事にすくすく元気に育ってほしい」という純粋な思いで一生懸命に育児に取り組んでいる投稿者さん。しかしママたちは、投稿者さんの考えや行動は少し気負いすぎているように受け取っていました。ミルクを勧めるコメントに対しても「じゃあ哺乳瓶の練習をしなきゃ」と焦っている様子も。投稿者さんは育児の一つ一つに対して「○○しなければいけない」「○○でないとダメ」と思いすぎることで、自分自身を苦しめている傾向が強いように思えます。そんな投稿者さんに対して、「心配しすぎなくて大丈夫!」「もっとドーンと構えておかないとこれからもずっと育児は続くよ」といった、精神的なゆとりを持たせるためのメッセージも多数集まっていました。今投稿者さんに必要なことは、授乳をはじめとする育児の細かいアドバイスよりもこうした肯定してくれる言葉なのかもしれません。今回のママたちのコメントを見て、投稿者さんが少しでも「○○しなきゃ」から解放され、頑張りすぎずに余裕を持った育児をしていけるといいですね。

文・AKI 編集・みやび イラスト・Ponko

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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