＜思わせぶりな女＞自分だけ過去に縛られてる「本当はうらやましかった」【後編まんが：相手の気持ち】

前回からの続き。最近の話です。私は38歳のサヤカ。気ままな独身生活を楽しんでいるように見えるのか、親にはしょっちゅう「早く結婚しなさい」と言われてきました。しかし35歳を過ぎてからは親からも友人からも結婚の話題を避けられるようになり、気を遣われているのが分かります。

優しく買い物につきあってくれるユウトにすっかり甘えていた私。でもユウトには彼女がいたのです。私に気がないくせに、どうして優しくしたの……。私はイライラしてつい彼女に言ってしまったのです。

あれから20年ほどが経ち、先日私はユウトとばったり再会しました。懐かしさに嬉しくなって話しかけましたが、ユウトの隣には仲睦まじく寄り添う女性。ほんわかとした優しそうな奥さんでした。

てっきり動揺するかと思っていたのに、冷静に返してきた奥さん。その表情に一瞬怯んでしまいました。思わせぶりなことを言ったからって、何かが変わるわけじゃないのに……。あのとき素直に「本当はユウトの彼女になりたかった」と言えていたら。私だけが学生時代の思いを引きずったまま取り残されているのかもしれません。

原案・ママスタコミュニティ　文、作画・猫田カヨ　編集・井伊テレ子
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