<叱ると周りに迷惑?>何度言ってもスーパーで走り回る息子に疲労困憊。外で叱ると虐待と思われる?
小さなお子さんと外出の際に、わが子が親の言うことをきいてくれず困った経験をもつママは少なくないかもしれません。スーパーなどで、店内を縦横無尽に走り回るわが子に悩んでいるママもいるでしょう。ママスタコミュニティに、「どんなに言い聞かせても約束を守れない息子」に悩むママからの投稿がありました。
『5歳の息子がいます。何度注意してもお店の中を走り回り、商品を触りまくります。周りにジロジロ見られながら、「お店の中では走ったらダメ。ベタベタ触ったらダメ」って何十回と話してきましたが、まったく効果なし。静かに話してもダメだし、叩いたら虐待って言われるし……』
「子どもと出かけるのがイヤになってきました」との一文で締めくくられている、投稿者さんの嘆き。どんなに注意しても聞かない息子、周囲からの冷たい視線……。外出が億劫になるのも分かりますよね。
危険回避のためにも、しばらくは同伴させない
投稿を読んだママたちは「連れて行かないのが解決法」と言います。
『連れて行かない方がいいよ。高齢者とぶつかって相手が転倒して骨折したり、頭を打って亡くなったらどうする? 妊婦さんもいるし危ないよ』
『2年前に、義祖父がすごい勢いでぶつかってきた子どもに転倒させられて入院しました。腰の骨にひびがはいって、片腕は骨折。今は宅配サービスもあるので、スーパーに行くのはやめるべきです。人を傷つけたら大変だし、下手すると亡くなることもありますよ』
スーパーに限らず、自宅から一歩外に出れば、さまざまな人が生活しています。筆者の母も駅の構内で走ってきたお子さんとぶつかって転倒し、骨折した経験があります。当時の母は40代。それでも咄嗟のことには反応できず、大きなけがに繋がりました。何かあってからでは遅い、とママたちが忠告する気持ちがよくわかります。
体力発散・ご褒美シールで約束を守れるようになる?!
スーパーで走り回るお子さんに、こんな見解も寄せられました。
『元気があり余ってるんじゃない? 身体を動かす系の習いごとをさせるといいかもしれない』
『うちも年中のときはそんな感じだったので、週3回習いごとをさせていました。その間に買い物したり、用事を済ませたりしてました』
体力・気力があり余っているお子さんは、長時間の外遊びをしても“体を動かしたい欲求”が満たされないこともあります。それならば、スイミングやサッカー、体操などの「体をめいっぱい使う」習いごとで存分に体力を消費してもらうのはどうでしょう。買い物に連れて行くのであれば、習いごとで体力を消耗したあとに。または子どもが習いごとをしている間にママ一人で買い物に行くなど、工夫はできそうです。
また”ご褒美”を用意する案もありました。
『一緒に買い物に行って、約束が守れたらシールを貼って褒めるのは?』
投稿者さんのお子さんはまだ5歳です。目に見える励み表があれば、約束を守ろうと思えるかもしれません。さらに「全部埋まったらご褒美ね」と目標を設定すれば、約束を守る気もアップするのではないでしょうか。
うんざりしても諦めない。ママの根気が試されるとき
『うちの年中男児も似たような感じです。毎回毎回、何十回何百回と言い聞かせてきました。うんざりですが、それしかないと思っています』
『買い物はやめて腕を掴んで連れて帰る。「他の人に迷惑だし、遊ぶ場所ではない」とガッツリ叱るしかない』
「お店の中で走ってはいけない。商品を触ってはいけない」と何十回でも何百回でも諦めずに言い続けなければならない、というママたち。どんなにうんざりしても”諦めない”。ママたちの強い意志が感じられます。ここはお子さんに向き合う本気度と根気が試されるとき、ともいえそうです。
『うちの子も同じだった。どんなに力ずくで止めても走る。メチャクチャ怒っても、きかないものはきかない。ひたすら追いかけて止めての繰り返しだった。正直、対処法はなかった』
厳しく言えばわかる子どももいれば、何度注意しても理解しない子どもがいます。親が同じように育てても、きょうだいによって違うこともあります。つまり理解度の違いは、性差でもなければ、親の躾によるのでもなく、子ども自身がもつ個性によるところが大きいのかもしれません。
もちろん、だからといって走り回る子どもを放置してよい理由にはなりません。けれど「言ってもきかない子もいるのだ」と思えれば、投稿者さんの気持ちも少しはラクになるのではないでしょうか。そのうえで”わが子”との向き合い方を考えてみてはどうでしょう?
周りの目は気にしない!多くは応援の眼差し
投稿者さんが「息子と出かけたくない」とまで思いつめるのは、店内で息子を叱る自分の姿を他人が見てどう思うのかが気になるから……という理由もありそうです。
『店内を走り回る子どもをガツンと叱ってる母親を見て、誰も虐待とは思わないよ』
『病院内ではしゃいでた3兄弟のママさん。子どもたちを外に連れ出して厳しく叱ってたけど、「お母さんご苦労様です」としか思わなかったよ。外でもガツンと叱って大丈夫よ!』
外出先でわが子を叱るお母さんを、多くの人は「大変だなぁ」「お疲れさま」とねぎらいの気持ちをもって眺めているようです。なかには、「わが家も同じだったなぁ」とママの大変さに同情している人もいるかもしれません。
叱るときは子どもの目をみてしっかりと。短い言葉で、小さな子どもでも分かるように諭すこと。そんな叱り方であれば、周りの人たちは「ママさん頑張れ!」と心の中でエールを送っているものです。
お子さんと買い物に行くのであれば、根気よく注意する。それができそうにない日は一人で買い物をするなど、柔軟に考えてみてはいかがでしょう。きっと多くのママが「今が踏ん張り時。頑張れ!」と応援していますよ!
文・すずらん 編集・千永美 イラスト・汐田まくら
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