＜義母に嫌われた＞下品な嫁と未熟な息子「自分たちでがんばって」【第4話まんが：義母の気持ち】
前回からの続き。これは3年前のエピソードです。私は一人息子、健介の妻であるミサさんがあまり好きではありません。ケンカをしたとか、何かがあったワケでなく、ただただ苦手です。初対面からそうでした。人の様子を異常に伺うようなところが苦手です。でも健介が自ら選んだ相手です。結婚を許さない理由はありません。それに結婚したら別世帯です。向こうも姑となんて付き合いたくないだろうし、健介がいいのならと結婚に反対はしませんでした。
先日、ミサさんがうちにやってきたときには、塾代がどうのとか、ピアノのレッスン代が払えないとかで、遠回しに援助を求められました。まだ若いのに自分で働く発想すらなく、私たちの資産をアテにしてくることにビックリしました。私は思わず、「お金が足りないのなら、あなたが働けば？」と冷たく言ってしまいました。息子家族が帰ったあと、私はミサさんとの会話を単身赴任中の旦那に電話で伝えます。
自分たちなりに努力や苦労を積み重ねた結果、私たちにはいまの暮らしに余裕があるのです。私も旦那も早くに両親を亡くし、援助なんて一切なしにやってきました。
旦那：「健介たちが路頭に迷うことがあるならさすがに別だけどなあ」
私：「そうね。でもまずは、自分の世帯のことは自分たちでなんとかする、よね」
旦那：「それが筋だろう」
旦那と考え方が一緒だと再確認でき、安心しました。
その翌日、息子から連絡がありました。
私は多くを語らず飲み込んで、「アテにしないで、まずは自分たちでがんばりなさい」とだけ告げました。息子が選んだ相手とはいえ、元他人に自分たちの資産をアテにされるのは薄気味悪いし、怖さすら感じます。それにもうひとつ、おばあちゃんは誰もが当たり前に孫が好き、だなんて思わないで欲しいです。
「老後の資金は用意しているし、介護の世話はいらない。遺産は寄付してね」と息子には常々伝えています。息子家族、とくにミサさんには、これからも口出ししない代わりにお金も出しません。私も旦那も、もう人生の残りが見えてきています。自分たちのお金で好きなようにさせてもらいたいものです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・よし田 編集・荻野実紀子
