＜離婚後のトラブル＞【前編】旦那の元嫁に「養育費を払わないなら子どもを作るのは許さない」と言われ
たとえ離婚をしても、子どもはパパとママ2人の子ども。一緒に過ごすことはできなくても、子どもの健やかな成長を願うのが親というものなのではないでしょうか。けれどもしも片側が養育費を支払わない場合、皆さんはどう思いますか？ 今回の相談者さんは旦那さんが元嫁に養育費を支払っていないことで、こんな出来事があったと相談をしています。
『旦那と私は最近籍を入れたばかりです。私と旦那は、旦那が元嫁と離婚してから知り合いました。旦那は元嫁の子どもたちに養育費を払っていないようです（理由は知りません）。そのせいなのか、元嫁から「再婚しようがどうでもいいけれど、子どもたちに何の責任も取らずに新しく子どもを作るのは許さない」と言われたらしいです。それを最近聞き、もうショックで。もちろん子どもを作るななんて法律があるわけないし、作りたかったら自分たちのタイミングで妊活する予定ではいますが、誰かに恨まれていると思うだけで気持ちが悪いです。みなさんが元嫁と同じ立場なら、そんなに恨みますか？』
相談者さんは、もし自分自身が離婚したとしても、そこまで元旦那さんに養育費を求めようとはしないのに……と感じたようです。
『自分ならどうでもいいです。子どもがいないからわからないだけなのかな』
しかしママスタコミュニティにいるママたちの声は、相談者さんとは違うものでした。
元嫁が「恨み」を持っているのは旦那さんが養育費を支払わないからでは？
相談者さんは、「誰かに恨まれていると思うだけで気持ちが悪い」と言っています。しかしママたちからは、「恨まれる原因を作ったのは旦那さんだということを理解してほしい」という声が届きました。元嫁さんは決して、相談者さんとの結婚を阻止したいから嫌がらせとして文句を言っているわけではないのです。
『妊活なんかする前に子どもの養育費を払いなさいよ』
『養育費は元嫁のためじゃなくて子どものために払うものでしょ？ どういう経緯があろうと、子どものことをちゃんと考えたら「払わない」という選択はないよ。旦那さんがきちんとケジメつけないと。再婚相手の相談者さんまで不安にさせて何やっているんだか』
旦那さんが親としてきちんと養育費を支払っていれば、新しく相談者さんとのあいだに子どもができたとしても、元嫁さんはきっと何も言わないはずです。
親として養育費の支払義務は、ある！
もしかしたら相談者さんは、「養育費を支払うかどうかは本人の自由だ」と思っているのかもしれません。しかし法務省によると、「離婚によって親権者でなくなった親も、養育費の支払い義務を負う」としています。
離婚前にどんな約束をしたかにもよりますが、元嫁さんには養育費に関する権利がいくつかあります。元嫁さんは「履行の確保の手続」を家庭裁判所に申し立てたり、「強制執行の手続」を行ったりもできるのです。
『再婚して子どもを作っちゃいけない法律はないけど、認知しているのなら養育費払うのは親の義務だからね』
『困った状況だね。元奥さんの恨みの強さが伝わる。私なら一括で養育費払ってもらう。弁護士たててきっちり念書もとる。新生活の余計な陰部はとことん排除、でも元嫁と子がじわじわ忍び寄るのは覚悟、かな』
あくまで旦那さんの問題であり、相談者さんに非はありません。しかしこのままでは相談者さんとしても幸せな結婚生活を送れないでしょう。もしも恨まれることに気持ちの悪さを感じているのなら、元嫁さんの恨みを誠実な形で解消することが必要ではないでしょうか。
そもそもそんな不義理をする男性と結婚してしまったこと自体が、不安ではありますが……。
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