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<将来への不安>ご近所づきあい、どうしている?ダンナが亡くなったら老後はひとりぼっちに?

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みなさんはご近所に住む方々と、どんなつきあい方をしていますか? たまたま子ども同士の年齢が近いママ友がいるかもしれません。世代の違う年配ご夫婦もいれば、挨拶さえ返してくれない無愛想な人もいるかもしれませんね。仲よくできる相手がいればよいのでしょうが、ほとんど交流がないこともあるでしょう。

「ご近所に仲のよい人がいない」と悩むママからの投稿が、ママスタコミュニティにありました。

子どもが巣立ちおばあちゃんになったら、寂しい毎日が続きそう……

『子どもの手が離れて歳を取ったら、私はひとりぼっち。友達はいるけど簡単には会いに行けない距離。ママ友とも深いつきあいはしていない。どうしよう、今から病みそう。自分以外のご近所さんが、みんな仲よしに見えてくる(涙)』

遠方ではあるけれど、投稿者さんにはお友達がいます。つきあいはあっさりしているけれど、それなりのママ友もいます。十分周りの人に恵まれているようですが、今から老後が不安なのだとか。

『今は挨拶と、たまに立ち話をするくらいで、本当に快適。でもおばあさんになって車の運転もできなくなり、近所のお散歩が唯一の楽しみになったとき……。どう生きていくのかと考えたら、急に怖くなった』

今は快適な一方で、「仲のよさそうなご近所さんを見ると、楽しそうでうらやましくなる」ことも。ないものねだりは、人の常ですね。

投稿者さんと同じように悩む、ママからのコメントもありました。

『私もママ友と呼べるほど親しくしている人もいない。ダンナとは休みが一緒でもそれぞれ自室にこもるレベルで仲よくない。毎日ひとりでぶらぶらするのかな』

『町内を見ていると、歳を取って連れ合いを亡くした人でも、近所の仲よしが話し相手になっていて楽しそう。私は周りに親しい人がいないから、ダンナが先に亡くなったらボケちゃいそう』

みなさん遠い未来を想像して、今から悲観的になっているようです。「ご近所どころか、どこにも親しい人はいないよ」と、”ぼっち”宣言するコメントもありました。

「遠い親戚より近くの他人」という言葉もありますよね。いざというときに頼りになるのは、物理的に距離が近いところにいる人かもしれません。歳をとった先のことを考えると、やはり今のうちに友達を作っておくべきでしょうか?

参考:実用ことわざ新辞典(高橋書店)「遠い親戚より近くの他人」

深入りすると面倒なことも。ママたちの近所づきあい

ただ多くの人は、「ご近所に仲よしはいらない」と考えているようです。

『近所は子どもの年齢が近い家ばかりだけど、無理して仲よくなりたいとは思わない』

『近所で何かあったら住みづらくなるから、近所の人と仲よくしようなんて思わないよ』

ご近所さんはママ友と同じで、”たまたま近所に住んでいる”という共通点だけの相手です。気が合って仲よくできる人がいればラッキー、くらいのものでしょう。変に深入りしてしまうとトラブルになる可能性だってあります。簡単に引っ越しができないことを思えば、当たらず触らずが無難そうです。投稿者さんが今実践している「挨拶と、たまの立ち話」は、理想的なつきあい方ではないでしょうか?

『仲よくはないけど子ども同士が同級生で、近所では一番会話するママがいる。でも歳を取ったら、今よりもっとマウントを取りそう。考えるだけで面倒くさい』

『私は早く今のわずらわしい関係から解放されたい。噂話だけで仲間になっているような薄い関係なのに、「助け合い」だの「お互いさま」ってくだらない』

ご近所と仲よくしているママたちのなかには、面倒な人間関係に悩んでいる人もいるようです。

『私は子どもの大学入学に合わせて家を買い替え、ママ友関係をリセットしたよ。本当に快適。ご近所に親しい人はいらない』

ご近所の親しい人間関係をあえて絶ったママもいました! 子どもが大きくなっているのであれば、わずらわしい関係も「子どものため」とガマンする必要はないですよね。好きな相手と、好きなようにおつきあいをする。ストレスなく快適に暮らせそうです。

年配者向けの企画やサークルは豊富。新たな友達もできるかも?

投稿者さんが心配している”歳を取ってからの友達づきあい”についても、多くのアドバイスが集まりました。

『自治会の婦人会、老人会もある。いくらでも友達はできると思うよ』

『趣味や習い事、ボランティアとか、思い切って新しい環境に飛び込めば、同じような人と出会って仲よくなれるかも。自分の行動次第だよ』

他にも「シルバー人材センターに登録する」「ゲートボール」「ラジオ体操」、さらに「犬を飼うといいよ。散歩で犬仲間ができる」という提案もありました。

年配者に向けたサークル活動やイベントは豊富にありますよね。早朝の公園やスポーツクラブなど、年配者が集まるシチュエーションもたくさん。しかもみなさん年齢を重ねているせいか人づきあいが上手く、気さくな場合が多いものです。新しく来た人もウエルカムで迎えてくれる雰囲気があるでしょう。

『遠いところだって、友達がいるならいいじゃん。年に数回会える程度でも十分だよ』

『私も仲よしの友達の多くは県外。老後に会いに行くのを、楽しみにしているよ』

旅行を兼ねてお友達に会いに行くのも、楽しみのひとつにできそうですよね。

『コメントをありがとう。たしかに自分次第で、どうにもできるかもしれない。悲観的になりすぎてた……』

みんなからのコメントを読んで、投稿者さんも前向きになれたようです。

今は挨拶程度のご近所さんかもしれませんが、浅い関係でもこの先何十年も続けば、親しみは増していくでしょう。お互いに年齢を重ねていく様子を間近で見られるのも、ご近所さんならではです。もし辛い出来事があったとしても、遠くから察して思いやれるような関係に、少しずつ変化していくかもしれません。今から焦る必要はなさそうですよ。

文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・マメ美

【つぎ】の記事:<女性差別>「女が大学を出るとロクなことがない!結婚できない!」義母暴言に絶句……【前編まんが】

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