【後編】旦那と不倫相手が、わが子の親権をほしがっている！渡すつもりはないけれど……いったいなぜ？
不倫をした旦那さんと不倫相手が親権を主張していると話す相談者さん。もちろん少しも親権を渡すつもりはないようですが、“なぜ親権を主張するのか”に関しては気になっているようです。別れる妻からしてみれば「私が親権を持つと言っているのだから、不倫相手と2人で幸せに暮らしていればいいじゃない」という話ですよね。……たしかに筆者でもそのように思います。
もしかしたら旦那さんだけの意見の可能性もあるのでは？
「不倫相手は子育ての大変さが分からないのではないか？」という声が相次ぐなか、このような意見もありました。
『たぶん旦那が暴走しているだけで、相手の女の了承なんて得てないんじゃない？』
旦那さんの中では愛する不倫相手と、愛するわが子を天秤にかけることができなかったのではないでしょうか。不倫相手の許可なく、「俺は不倫相手とも子どもとも一緒にいたい！」と勝手に主張しているだけなのかもしれません。家庭を顧みず不倫をしてしまうような旦那さんであれば、このような自己中心的な主張をする可能性があることも十分に納得できます。
安易な考えで主張しているだけなのかも。親権を勝ち取り今後の人生を応援しています
『私は親権渡すつもりなんてさらさらないよ。「とられることも絶対100%ない」って言われている。双方に弁護士つけて調停中だけど、それでも親権を争うって姿勢だから「何を考えているのだろう」と思って』
旦那さんの独断にせよ、不倫相手の脳内がお花畑になっているにせよ、相談者さんに親権を取られる可能性はなさそうです。結局、今回の件は旦那さんも不倫相手も「現実が見えていない安易な気持ち」の可能性が高いのではないでしょうか。
『バカな旦那だね。そもそも既婚者に手を出す時点で子どもを不幸にしているのに。そういうことできる女が愛情かけて育てる可能性なんてかぎりなく低いわ』
離婚が成立し、旦那さんが不倫相手と子どもを育てていけるのか？ 極論を言えば、旦那さんと不倫相手が別れてしまえばそれまでなのです。不倫相手はいくら愛する男性の子どもとはいえ、連れ子に対して何の責任もありません。「やっぱり子どもを愛せない」という理由で別れることだってできます。相談者さん曰く、旦那さんは「子育てなんてまともにできる器じゃない」人です。となればシングルファザーとして生きていくことは不可能でしょう。このような状況なのであれば相談者さんは、旦那さんたちの心情などまったく気にする必要は……ないですよね？ ひとまず100%負けるわけがない離婚調停を無事終わらせ、お子さんたちと幸せな人生を歩んでいってくださいね。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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