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【後編】共働きは旦那さんから大事にされてなくて可哀想!?働くママたちの本音とは

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「共働きのママは可哀想」「不甲斐ない旦那さん」と言う投稿者のママに、ママスタコミュニティのママたちのコメントは賛否両論です。さまざまな議論が交わされるなか、冷静なコメントがありました。

『本当に幸せな人は、ママスタにトピック立てて騒ぎ立てたりしないよ』

自分の人生、環境に満足して幸せで、精神的にも物理的にも満たされていたら、よその家庭のことなど気にならないのではないでしょうか? ましてや幸せな自分と比較して相手を貶めるようなことはしないのでは、と思われます。このコメントをしたママの他にも、投稿者のママの心理に疑問を呈するママたちがいました。

あなた自身が、本当に幸せ?

『満たされていないんだね、可哀想』

『内心でも、頑張って働いているママを見下したりマウントとったりするのは、満たされない生活をしているからだよ。私は10年間、専業主婦だったとき、働いている人にそんな感情なかった。すごいなー、頑張ってるなーと思っていたよ』

『人それぞれ事情があるのですから、自分が幸せなら旦那さんに感謝して大切にしてあげてください』

投稿者のママは働いているママたちを「可哀想」「甲斐性なしの旦那さん」と言っています。しかし本当は投稿者のママが幸せではないのではないか、とみえたママたち。実際に専業主婦だったことがあるママからは「働いているママたちをすごいと思っていた」とのコメントがあります。「自分は幸せ者だ」と言いながら、働いているママたちに対して「可哀想」「甲斐性なしの旦那さん」と見下した言い方をせずにはいられないような、切実な事情が本当はあるのではないか、と考えるママたちがいました。

働いているママたちの正直な気持ちとは

では実際に仕事をしているママたちは、自分の状況をどのように感じているのでしょうか。

『わたしの仕事したい気持ちを尊重してくれたので、感謝しかない』

「仕事をしたい!」というモチベーションがママにあるなら、逆に専業主婦でいるのは、つらいでしょう。旦那さんの収入だけで家計としては経済的に問題があるかどうか、では測れないこともありますよね。

『稼ぎは世間一般的には悪くないけど、家にいられない。それでも3歳までは子どもと一緒にいたよ』

子どもをどんなに愛していても、24時間365日ずっと一緒の時間を過ごせるか、というと……。愛情だけでは乗り切れない子育てのシーンは少なくないでしょう。子どもから少し離れる時間を持つために仕事をする、という選択があってもいいはずです。

『旦那の稼ぎだけでやっていけるよ。でも家にいても暇すぎて暇つぶしに働いているの。私が仕事の日は旦那が家事全部してくれるよ』

仕事ができる女性は家庭でも有能ぶりを発揮するでしょう。家事を完璧にやり遂げてなお、時間が余るのなら手が空いた時間を収入に変える考え方もありですね。

『女性が働くのは男性の許可なんかいらないんだよ? 自分の意志で働いている』

そうです。夫婦は対等な立場のはず。ママが働くかどうかを決めるのはママ自身ですよね。働きたいから、働く。それでもいいはずです。

「妻に仕事をさせない=夫に大事にされている」ではない

『大事にされているかどうかの基準って、そこじゃないと思うけど……』

投稿者さんの「専業主婦だから幸せ」「旦那さんに大事にされている」という考え方にも一理あるでしょう。ただしそれは投稿者さん本人が「専業主婦は幸せ」「妻を働かせない旦那は甲斐性がある」との考え方をしているに過ぎないことではないでしょうか。個人がどのように考えても自由です。しかしそれをさも一般論のように振りかざすのは違うのではないでしょうか。

妻に仕事をさせない夫は、妻を大事にしているかもしれません。しかし正しいといえるのは、妻の家での働きを認め尊重できる関係だからこそです。

家庭のあり方、仕事に対する考え方は人それぞれ。どのように考えても、どのような言葉を吐いても自由です。ただし自分の考え方と他人の考え方が異なることを理解し、他人の考え方や行動を尊重する姿勢は忘れないでおきたいですね。

文・しのむ 編集・秋澄乃 イラスト・んぎまむ

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