【後編】シングルマザーの義妹に「入学祝いに10万円欲しい」と言われ納得した旦那。これって普通？
旦那さんがシングルマザーの妹のために、姪っ子たちの進学祝いという名目で10万円渡そうとしていることに不満をもつ相談者さん。「私たちの子どもだって同い年なのに、なぜあげるだけでもらえないの？」と不公平さを訴えています。
旦那さんの気持ちを優先しすぎても、今後のストレスになってしまうのかも……
今回旦那さんの気持ちに寄り添って義妹に10万円のお祝い金をあげたなら、今後こんなこともあるのでは？ と心配する声がありました。
『図々しすぎる。お祝いだから「ちょうだーい！」ではなく、「シングルで苦しいから進学にあたり援助してください」と頭下げるならまだ考えてもいいかなと思う』
『こわくない？ これから成人式とか大学だの専門だの、早い子なら結婚式とかあるし。そのたびに数十万渡すのかな。いくらシングルで大変だからって頼りすぎじゃない？』
『一度渡すと「次は◯◯だから◯万円ね」とか次から次へと催促がありそう。いくら身内だからと言って、金額を指図するのは非常識。金額は渡す側の気持ちであって、貰う側が決めるのはあり得ない』
義妹に「ねだればお兄ちゃんはお金をくれる」と思われてしまうと、今後図々しい要求が増えてくるかもしれません。進学や結婚にかかわる費用など、高額な要求をだしてくる可能性もあります。「助けてくれる頼りがいのあるお兄ちゃん」ではなく、言い方は悪いですが「頼めばお金をくれる人」かのように思われるのは……きっと相談者さんだけでなく旦那さんとしても心外ですよね。
今後のためにもお互いが納得できるルールづくりをしてみては？
『旦那のお小遣いで勝手にやらせるしかないね』
『「自分の子よりもそんなにも気になるなら、あなたのお小遣いから出しなよ」と言ってやれ』
『旦那のお小遣いから出すようにしたら？ 一気には無理だから、家計から一旦出して、分割で旦那のお小遣い減らすの。毎月5千円20回払いとかにして』
ただ、きょうだいの絆や価値観は幼いときから培われたものなので、いまさら相談者さんが「不公平だ」、「義妹は図々しすぎる」など言っても受け入れてもらえない可能性があります。きっと旦那さんは、「兄が妹を助けるのは当然だ」という価値観のなか育ってきたのでしょう。
相談者さんが旦那さんを正論で責めれば責めた分だけ、相談者さんと旦那さんの仲がますます険悪になってしまうのではないでしょうか。そういった事態を避けるためにも「◯◯円までのお祝いは家計、それ以上は自分のお小遣いから」、「互いにお祝いすることがあるときには相殺する」などと、今後想定できることに対してあらかじめルールを決めておく方法があります。義妹と旦那さんの考えばかり受け入れすぎず、かといって否定もしすぎず、冷静に話し合う必要があるのではないでしょうか。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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- シングルマザーの義妹のせいで、旦那と喧嘩