2021/01/29

【前編】「早く2人目を産め！」と家族計画に口を出してくる義母……「不妊治療になるのに」と悩むママに寄せられた経験談は？

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計画的に2人目について話し合っているご家庭もあるでしょう。例えば旦那さんと、「上の子とは何歳離れているのがいい」、「そろそろもう1人授かりたい」と相談して決めるご家庭もありますよね。けれど、その家族計画に義母が口出しをしてきたら……ママさんたちはどう感じるのでしょうか。あるママは「早く2人目を産め！」と説教をしてくる義母に困っているようです。

『私は産後一年目で卵巣の病気になりました。そのせいで月経周期が不安定です。2人目をチャレンジしていますが、いわゆる2人目不妊です。現在は幼稚園年中の長男が居て、隣町に住む義母を七五三に呼んだのですが、「2人目を不妊治療して作りなさい！」と大声でお説教されてしまいました。義姉と義妹が9月に第2子、第3子をそれぞれ妊娠しているためか2人目コールすごいです。

義母にはかなり強い口調で怒鳴られました。「長男がかわいそう、長男のために弟妹をつくってあげるのはママの役目でしょ！」、「不妊治療は痛いと聞くけどそのくらいは我慢しなさいな」と説教され、せっかくの七五三も終止暗い感じで終わりました。不妊治療をして2人目を産んだ方、いますか？』

義母は「一人っ子は可哀そう」という価値観を持っているため、2人目をなかなか授かることができない相談者さんに“七五三”という思い出に残る大事な行事の最中にお説教をしてきたのだそう。ママは「そうはいっても、不妊治療になるし……」と悩んでいるようですね。

不妊治療をして2人目を産んだママたちの体験談

相談してくれたママは不妊治療をして2人目を産んだ方の体験談を知りたいようなので、寄せられたコメントをご紹介します。

『私も1人目産んだ後卵管とっちゃったから体外受精して2人目。長男が可哀想だのママの役割がどうだのいうために作るなら、別に不妊治療してまで作る必要はないんじゃない？　病院の方針によるけど、私は別に痛みなんてほとんどなかったよ。ただ、時間がね。自分都合でこの日に受診したいって決められないし、夫の協力もいるよ。欲しいならさっさとやったほうがいい。一回でうまくいく人のほうが少ないし時間はどんどん流れていくからね』

『不妊治療して2人目産んだよ。うちの義母は逆に「不妊治療なんてしなくていい。私は命に手を加えるような不自然なことは好きじゃない」みたいなことをずっと言っていたよ。私たちは晩婚だったから、義母なりに気を使っているつもりだったんだろうかね？　まあ、アナタがカワイイカワイイって言っている1人目も、人工受精でようやく産まれているんですけどねー！　とは言ってない』

「2人目を授かりたいという気持ちがあるのなら不妊治療をすると良い」というアドバイスが届きました。自然妊娠を待って時間がどんどん過ぎていくより、不妊治療に踏み切ったという声もあります。けれども……。

「義母に言われたから」ではなくママたち家族が2人目を授かりたいか

アドバイスとして寄せられた多くのコメントが「義母に言われたからではなく、夫婦で2人目を授かりたいと思っているなら不妊治療を開始しても良いのでは？」というもの。

『欲しいなら治療すれば良いと思う。義母に言われたからとかじゃなくて。
私も手っ取り早く治療して2人目欲しいよ。毎月自己流でダラダラ妊活しているより、ここ！　と決めて体外でも人工授精でもやったほうが楽な気がする』

『義母の言葉はとりあえず無視。それとは関係なく、あなたたち夫婦が2人目を本当に授かりたいと思うなら、頑張れば良いと思う。自己流でダラダラ妊活するのって、時間の無駄だと思う。病院に行ったほうが効率いいと思うよ』

不妊治療は費用もかかり、受診する日時が限られているなど時間も縛られます。それに2人目を授かって子どもが生まれてからの経済的な負担や夫婦の育児にかかる負担は増えるでしょう。夫婦で決心がつかないと不妊治療しかり、子育てしかり、成り立つものではありません。まずは夫婦で2人目を授かりたい意思を確認し合うことが先決なのかもしれませんね。

ですが、問題なのは何も責任がない義母が「一人っ子は可哀そう」という自分の価値観だけで口を出してくること。無神経な義母に対して憤りを感じる人も多いのではないでしょうか？

後編へ続く。

文・物江窓香　イラスト・Ponko　編集・横内みか