2021/01/17

【後編】「今の旦那とはW不倫、子どもは元夫のところ」と打ち明けてきたママ友に嫌悪感が……！仲良しだったけれど、これからどう付き合っていくべき？

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「今の旦那とはダブル不倫、前の子どもは元旦那のところ」と打ち明けてきた仲良しママ友のAさんに、嫌悪感がこみあげてきてしまった相談者さん。今まではAさんに対して厚い信頼を寄せており、とても仲が良かったものの……今後のお付き合いをどうするか悩んでいるようです。

嫌悪感が収まらないようであれば、心の距離を置くのもひとつの選択

距離を置きたいと思っても、子ども同士の仲が良く、家も近距離なのであれば、ハッキリと「距離を置きたい」と言えないこともあるでしょう。そういった場合は、“心の距離を置く”のも一つの選択だというアドバイスがありました。

『不倫は、正直自分や家族が巻き込まれなければどうでもいい。よその家庭の話だしね。でも「子どもを捨てた女」っていうのは私自身どうにも受け入れ難い。当たり障りなく付き合うけど、心にできてしまった距離はどうしようもない。もう前のようには付き合えないな、私だったら』

『私は父が不倫を繰り返して母の給料まで使い込んで貧困だったし、放置されていた。だから、そういう不倫話を聞くと、真っ先にその人たちに関わる子どもたちの生活ぶりやネグレクト、心情を考えてしまう。元旦那のところに残された子どもさんは幸せなんだろうか、とか。そう思うとそのママ友さんとは心の中で距離を置く』

誘われれば子どもを連れて遊びに行くけれど、今までのように信頼して深いところまで喋らない。ママ友以上の関係には踏み込まないようにする、など心の距離を置いて少しずつAさんと離れていく準備をするのも、大人の付き合い方のひとつなのではないでしょうか。

相談者さんの選択は……？

結局相談者さんは、心の距離を置くことを決めたようです。

『もうここでこんな話をして相談してる時点でAさんとはもう仲良くできない、無理だって思っているんだよね私。でも子どもも仲良くて家もすごく近くてとなると、距離を置くってなかなか難しい……。心の中で距離を置く、って言葉がすごくしっくり来たから、そうしようと思う。当たり障りなく、心からの信頼はもうしないことにするよ』

友人でもママ友でも、他人なのだから「好きだけれどここは嫌だな」と思うところは必ずあるはず。けれど好きな気持ちよりも嫌な気持ちが大きくなってしまったならば、きっと一緒にいるだけでストレスとなってしまいます。今回相談者さんが嫌いになったAさんの部分は、決してこれから直せることでもなく、Aさん自身が一生付き合っていかないといけない部分になります。そのためどんなにAさんが頑張ったとしても、相談者さんが再びAさんを好きになることはないでしょう。そう思うと、縁が切れて悲しい気持ちは少なからずあっても、「今回の選択は決して間違っていなかった」と言えるのかもしれませんね。

文・物江窓香　編集・古川純奈　イラスト・ごぼふく