2020/12/22

【前編】子どもの受験で夫婦仲が悪化。旦那は「受験生の母親として努めがなっていない」とモラハラを……

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「子どもには中学受験をさせたい！」と考えているママたちも少なくないかもしれませんね。ひょっとしたらお子さん自ら「受験をしたい」と申し出るご家庭もあるのではないでしょうか。受験はご家庭にとって大きなチャレンジ。家族が一丸となって目標に向かっていく必要があります。しかしそんなチャンレンジによって夫婦の関係にほころびができてしまうこともあるようで……。

『娘の中学受験がきっかけで旦那と不仲になってしまいました』

今回の投稿者さんは娘さんの受験を発端にして、旦那さんとの仲に亀裂がうまれてしまったのだそう。一体どうしてお子さんの受験が不仲の原因となってしまったのでしょうか？

娘さんが受験にチャレンジをするも……

投稿者さんは詳細を話してくれました。

『娘が中学受験をしたいと言い出したので小学4年生から受験塾へ行かせました。旦那は私に「母親なら受験勉強を見ろ」と言ったのですが、問題が難しすぎて私には無理でした。それをきっかけにして不仲になってしまいました。旦那は「母親ならしっかり勉強をみてやれ、受験生の母親としての努めがなっていない」と言い放ち、それ以来私にはモラハラをするようになってしまいました』

娘さんが自ら「受験をしたい」と申し出たことによって、塾に通うこととなったようですね。旦那さんは投稿者さんにお子さんの勉強を見るようにと言ったようですが、高度な問題を目の前にした投稿者さんはそれを断念。旦那さんは激怒し、以来モラハラともとれるような言動を繰り返しているようです。

『旦那は偏差値にもこだわり「偏差値の低い中学にしか行けないなら公立に行け」とも言いましたが、塾の先生からは「偏差値だけにこだわらないでいろいろな学校を見てください」と言われました。結局娘は滑り止めで受けた中学へ進学しました。受験は終わりましたが、私たち夫婦が不仲なのは改善せず子どものために一緒にいるだけです。不仲なのでもちろん気遣いもなく、結婚記念日も誕生日もお祝いの言葉すらなし。悲しいです。でも私立中学に行かせるには旦那の経済力がいるので、離婚するわけにはいきません』

本命ではなかったものの、娘さんは受験に合格し進学しました。これにて一件落着となるかと思いきや、夫婦の関係はこじれたままなのだそう。今までは記念日に何かしら特別な言葉をもらっていたのに、受験後はそれもなくなってしまったと投稿者さんは寂しそうに語りました。

『私もフルタイムで働いていて、子どもは3人いて今回受験した長女だけではありません。それに受験塾の問題は難しすぎて、私が教えるのは無理でした。旦那はたまに勉強を見るだけで家事も育児も何ひとつしない人です。仕事ばかり。稼ぎがかなりいいことだけは尊敬しています。私は間違っていましたか？　受験勉強を見てやらなきゃいけなかったのでしょうか？　塾におまかせはだめだったのでしょうか？』

旦那さんが家のことにまったく協力的ではないなか、投稿者さんはフルタイムで働きながら家事に育児にと奮闘しているようです。そのうえ娘さんの受験勉強も見るとなると、体力的にも精神的にも大きな負担だったことでしょう。「私は間違っていたのでしょうか？」と悲観的な投稿者さんのコメントに、ママたちからはある疑問が湧きあがりました。

塾に行っているのに、親が勉強を見るべき？

『旦那さんはなんで投稿者さんが勉強を教えないことにそこまで怒るの？』

『親が勉強教えるのは、どこまで関わるべきか迷うよね。サラっと教えられるほど簡単な勉強じゃないもの。そのための塾だし。塾によっては「親は勉強を教えないでください」と言っていたところもあるよ。親が教えると感情的になってしまうからって』

『塾任せでもいいと思います。親御さんが見てあげるのは勉強ではなくスケジュールや生活の管理です。塾の教材をわかりやすくファイリングしたり、予定を立てて行動しやすくするなど。親が勉強をみて伸びる子は、そもそも塾はいらないのでは？』

『受かる受からないは本人の責任だよね。塾に行かせているんだから。理解できるように教えてくれないのは塾のせいだよ。親で済むなら塾はいらないじゃん。旦那さんに言い返したほうがいいよ』

旦那さんの、「母親が勉強を見るべき」との言葉に疑問を持つママたち。勉強のスケジューリングやプリントの整理、体調管理などの協力こそすれ、勉強の内容までには深く関わらなくてもいいのではないかとの声も聞こえてきました。わかりやすく教えられるのならば親が教えるというのももちろんいいでしょう。しかしそれが負担になってしまったりいろいろな理由なら難しいと感じるならば、無理をする必要はないのではないでしょうか。

「娘の受験が原因で夫婦仲が悪化してしまった」と考えている投稿者さん。しかしママたちからはその考えにも疑問の声が寄せられました。その内容とは一体どのようなものだったのでしょうか？
後編へ続く。

文・motte　編集・荻野実紀子　イラスト・Ponko