「ママの子じゃないから」反抗する5歳のわが子。思わず叩いてしまい、後悔しているママへのアドバイスは?
子育てをしていると、子どもの言葉や態度に怒りを感じることがあるかもしれません。でもそこはぐっと我慢をして、自分を抑えているママは少なくないでしょう。一方で我慢の限界が来てしまい、考える前に手が出てしまったということも。あるママさんがママたちの意見交換の場であるママスタコミュニティにこのような投稿をしてくれています。
『5歳の子どもがいます。何度言っても言うことを聞かないので、とうとう頬っぺたを平手で叩いてしまいました。「どうして言うことを聞かないのか」と聞くと、「ママの子じゃないからだよ」と。最近怒ると「ママの子じゃない」とか「こんなママのところに生まれてきたくなかった」と言います。私をひどい言葉でののしったり、叩いたり、蹴ったりするのがここ半年くらい常態化しています。言葉遣いが悪くなったのはその少し前くらいからです。何度も叱ったり言い聞かせたりしていたけれど全然言うこと聞かなくて、もう我慢の限界でした。この先どうしたらいいかわかりません』
何度言っても言うことを聞かない5歳のお子さんを思わず叩いてしまったというママさん。子どもに言うことを聞かない理由を聞いたところ「ママの子ではないから」と言われたそうです。そんなことを言われてしまったママさんはさぞかしショックだったことでしょう。言うことを聞かないばかりか、ひどい言葉を言うわが子に、今後どう接したらいいのかと途方にくれています。そんなママさんに対してママスタコミュニティのママたちは、どんな言葉をかけてくれたのでしょう。
子どもを叩いてしまったママさんの気持ちは痛いほどわかる
『批判されるかもしれないけれど、気持ちはすごくわかる。人を傷つけること、自分が危ない目にあうことを5回くらい繰り返し、叱っても逆切れされたときは思わず手が出たわ』
『この状態なら叩くのはアリじゃない? 言い方は悪いけれど、こういうタイプの子どもには躾というより上下関係をはっきりわからせた方がいい。甘えているにしても、やりすぎたら嫌われてしまうとか、怒られるということを学ばせないと友達にも同じことをしてしまうよ。殴ってきた時点で腕を掴んで怒鳴るとか、しつこいならやり返してもいい。何しても許されると勘違いさせたらダメ』
『そんなことを子どもに言われたら、怒るのを通り越して泣くかもしれない』
子どもを叩いてしまったママさんに「気持ちはわかるよ」とママさんに寄り添うようなコメントもありました。いくら甘えているといっても、やってはいけないこと、言ってはいけないことがあります。それをしっかりと教えておかないと、今後は友達や学校の先生などの大人に対しても同じようなことをしてしまうかもしれません。いつも叩くというのは問題ですが、子どもに本気で「それはダメ」と伝え、厳しく叱ることも親としての役目と言えそうです。
子どものひどい言動には何かきっかけがあるのでは?
5歳の子どもが「ママの子じゃない」と乱暴な言葉を言ったり、叩いたり蹴ったりするのには何かきっかけがあるのでしょうか?
『「ママの子じゃない」と言うのは何か理由はないのかな? そういうことを親が冗談でも言ったとか、そういうセリフのあるドラマやテレビを見たとか』
『ヒステリーを起こして「言うことを聞かない子はママの子じゃありません!」みたいなことを言ったことはない?』
『なんの影響だろうね。5歳なら多分本人が自分で考えた言葉ではなくて、何か元ネタがあるんだと思う』
「ママの子じゃない」というのは、5歳の子どもが自分で考えた言葉ではないのでは? と考えたママたちもいます。もしかしたらテレビを見ているときにそういったシーンがあったのかもしれません。あるいはママさんがお子さんを叱るときに「そんなことをするのはママの子じゃないよ」と言ってしまったという可能性もありますね。ママさんは言うことを聞いて欲しくて軽い気持ちで言ったのかもしれませんが、子どもにとっては衝撃的な言葉だったので、それをずっと覚えていたとも考えられます。いずれにせよ、5歳の子どもが心の底からそう思って言い始めたのではなく、何かしら外からの影響を受けてのことではないでしょうか。
子どもにイライラしてしまうママさんはどうすればいい?
子どもと少し離れてみる
『旦那は? 子どもを旦那に預けて、少しぶらぶらして来たら? ずっと子どもと一緒にいるとストレスたまるよ』
『感情任せはだめだよ。カッとならったらいったん離れよう』
ママさんはお子さんに対してかなりのイライラを感じていますから、少しお子さんと離れる時間を作ってみてはどうでしょうか。旦那さんが休みのときにでもママさん一人で出かけて買い物をしたり、美味しいご飯を食べるなど一人の時間を満喫することも大切でしょう。
どうしてそんなことを言ったのかと理由を聞いてみる
『ある程度親側が寛容でいないと子育てはストレスが溜まるから、細かいことは目をつぶる。怒鳴ったり、叩いてもお互い嫌な気持ちになるだけだし。落ち着いて話し合ってみたら?』
『どうしてそういうことを言うのか、お互い冷静なときに聞いてみたらいいよ。お風呂の時間とか。言われたときのママさんの気持ちも伝えて。5歳は結構純粋だし、ちゃんと向かい合えば正直な気持ちを言ってくれると思うんだけれどなー』
ママさんとしては、お子さんががなぜ「ママの子じゃない」と言ったのか理由がわからないことも、イライラの原因の一つになっているのではないでしょうか。このままではずっとお子さんとの間にわだかまりが残ってしまいますので、お互いが冷静なときに話をしてみるのもいいですよね。お子さんはもう5歳ですから、ある程度の善悪は理解しているはずです。ママさんの気持ちも含めて、お互いにどう感じているのかを正直に話す機会を作ってみてもよさそうです。
ママさん自身が反省しているなら問題なし。子どもに寄り添ってみよう
『私も言われたわ、「ママ嫌い!」と。かなりのママたちが通る道だよ。ママさんが今反省しているなら大丈夫! 本当にひどい親は反省すらしないから』
ママさんは自分の子を叩いてしまったことを後悔して反省をしているからこそ、これからのわが子への対応の仕方に苦慮しているのでしょう。「ママの子じゃない」と言われたショックもあるでしょうし、子どもが言うことを聞かないことへのイライラもまだ残っていることでしょう。しかしお子さんも本当のところは「ママの子じゃない」とは思ってはいないのではないでしょうか。ママたちも5歳の子どもが自分で考えて言った言葉ではないのでは? と考えていますから、何か他のきっかけがありそうですね。そう考えると、子どもがママさんにひどいことを言ったりするのは、ママさんへの甘えの可能性もあります。もしかしたらお子さんが言わないだけで、幼稚園で嫌なことがあったなどということもあるのかもしれません。もし今後もお子さんの言動がひどいようならば、「何かあったの? 話してみて」とお子さんに寄り添ってみることも、母親だからこそできることではないでしょうか。
文・こもも 編集・清見朱里
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