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【過去記事 古い記事のため精査中へ移動_行方】1歳前の「アイス」デビューが最多!?お国柄が出る、日米中子ども”体験”の違いとは?

Young mother and her daugthters eating ice cream

テレビなどで海外の子育て事情を目にして、つい日本と比較してしまうことはありませんか? ごく一般的なイメージとして、たとえば「アメリカの子育てはおおらか」「中国は”ひとりっ子政策”の影響で、子どもに甘い」などがあるかもしれません。現実にはもちろん一概にはいえないのでしょうが、そうした印象を持つママは少なくなさそうです。

先日発表されたのが日本、アメリカ、中国のママたちに尋ねた子どもの”体験”調査です。「習いごとをしたことがある」子どもは中国がダントツで多く、「子ども名義の口座がある」のは日本が圧倒的に多い、など興味深い結果がみえてきました。

お菓子を一番たくさん食べているのは、日本の子どもたち!?

調査を行ったのは、知育菓子(R)「ねるねるねるね」などでおなじみの「クラシエフーズ」。3カ国の3歳から9歳までの子どもと、そのママを対象にしたものです。

まず聞いているのが「どんなお菓子を食べたことがある?」という質問。「アイス」「チョコ」「ケーキ」「ポテトチップス」「キャンディ」「知育菓子(R)」「炭酸飲料」と、種類別に聞いています。その結果、すべての種類で「飲食したことがある」と回答した割合が多かったのは日本でした。
mainとくに「ケーキ」を食べたことがある日本の子どもが93.0%に対して、アメリカの子どもは80.0%。「ポテトチップス」は日本が88.5%に対して、アメリカ81.0%、中国76.0%と10ポイント以上の開きがあったそうです。
この結果だけをみると「日本の子どもたちは、お菓子をよく食べる」という印象になりますが、「食べたことがある」と「どれくらい食べているか」はまた別の話ですよね。日本はお菓子の種類が豊富なだけに、あれもこれも食べたことがある結果になりやすいのかもしれません。

それぞれを「食べたことがある」と回答した各国のママに対して、それを何歳から食べはじめたのかを聞いたところ、3カ国平均で「アイス」「ケーキ」は2歳からが最多。「チョコ」「ポテトチップス」「キャンディ」「知育菓子(R)」は3歳から、「炭酸飲料」は5歳からが一番多かったそうです。
sub1「ケーキ」「アイス」はイベントごととも、結びついていそうですよね。「2歳のお誕生日が、はじめてのケーキ」という家庭もありそうです。「アイス」はどこかにお出かけしたときに、というパターンが想像できますね。やや遅め年齢だった「炭酸飲料」は、大人にはおいしくても子どもには「ビリビリする」と刺激が強すぎることもあるので、当然の結果かも。
各国で開きがあったのは、「アイス」。アメリカでは1歳以下(32.2%)が最多だったそうですが、日本では2歳(48.5%)、中国では3歳(36.8%)が一番多かったとか。さらに「炭酸飲料」は日本・アメリカが3歳(日本:25.5%、アメリカ:24.1%)がトップだったのに対し、中国では5歳(35.2%)が最多だったそう。実際のところ、中国では子どもを「甘やかしている」というよりは、「慎重に育てている」ママが多いのかもしれません。

習いごと経験のある子ども、中国は80%と圧倒的多数!

お菓子以外の経験についても聞いています。「料理をしたことがある?」という質問に対しては、3カ国平均で39.9%が「ある」と回答。3歳〜9歳までというのは日本では小学校で調理実習がはじまる前の年齢ですが、日本では51.8%と過半数だったそう。アメリカでも50.0%だったそうなので、ママのお手伝いとしてあれこれやっている子が多いのでしょう。中国では18.0%と、少なめでした。
sub6次に尋ねたのがお留守番体験。「ひとりで留守番をしたことがありますか?」という問いには、「ある」の平均が26.8%。国別では中国が43.0%、日本が33.3%。アメリカではわずか4.0%だったそう。
sub8アメリカでは州ごとに多少は異なるものの、ティーンエイジャー(13歳・thirteen)になるころまでは「子どもをひとりにしてはいけない」法律がある州もあります。日本なら「近所のコンビニに行ってくる10分だけ、お留守番していてね」と小学3年生の子に言うことはありそうですが……。アメリカではそれさえも考えられないのかもしれません。

習いごと体験についても聞いています。「習いごとをしたことがある?」という質問では、3カ国平均が50.7%と約半数。国別にみると中国では「ある」が、80.0%も! 一方でアメリカでは「ある」が18.0%と少数。日本はその中間の54.0%でした。どうやら中国のママは、かなり我が子に手をかけているようです。
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最後に聞いたのが「子ども名義の口座」についてです。各国のママを対象に聞いたところ、「作ったことがある」のは平均で25.6%。「意外と少ないな」という印象を持つママもいますよね? これを日本だけでみると、「ある」のは49.8%と約半数。中国では15.0%、アメリカでは12.0%しかいませんでした。
sub12sub13さらに「子ども名義の口座を開設した」と回答したママに、子どもがいくつのときだったかを尋ねると、日本人の76.4%が「1歳以下」。つまり子どもが生まれてすぐに、口座を作っているわけですね。小さなときから、貯蓄はしっかり。これが3カ国を比べた場合の日本の子育ての特徴なのかもしれません。

他国と比べてみると日本の子育ての特徴が浮き彫りになってきますね。他国の子育ても気にはなりますがここは日本です。そして日本にいてもよそのママの子育ての真似はできないでしょう。ママは目の前にいる我が子と向き合って親子で”ベスト”だと感じる子育てをしていってくださいね。

【調査概要】
調査方法:インターネット
対象エリア:米国、中国、日本
対象:3歳から9歳までの子どもと、その母親
サンプル数:
米国人の子どもと母親(米国在住)100組
中国人の子どもと母親(中国在住)100組
日本人の子どもと母親(日本在住)400組
実施期間:米国/中国 2019年3月20日〜26日
日本 2019年3月27日~28日
実施機関:株式会社ネオマーケティング

文・鈴木麻子 編集・しのむ

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