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12年で8回の転勤・引っ越し!発想の転換で……満喫!転勤暮らしのススメ

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転勤による引っ越しやお子さんの進学など、新しいライフスタイルに戸惑っているかたもいらっしゃるのではないでしょうか?
かくいう私も引っ越しを終えたばかり……。
なぜなら夫が、二年に一度のサイクルで転勤する転勤族だからなのです!

引っ越しといえば、親しい人との別れ、面倒な引っ越し手続き、荷造りしたのにすぐに荷ほどき、家具の配置……ユウウツになることのオンパレード。
とはいえ、しないわけにはいかないもの。

都会っ子だった私が結婚を機に、地方転勤を繰り返すことになって、十二年――。
その間の転勤八回でやっと掴んだ、転勤を楽しむ逆転の発想をご紹介します!

転勤といえば、引っ越しの荷造りが最難関!

いくら面倒だといっても、業者選びや手続きなどは、繰り返すたびに最短最速のルートが見えてくるものですよね。
しかし、生活をしながらの荷造りは、使わないだろうとたかをくくって箱詰めすると、全部開けて探さないといけなかったりして、結局二度手間に。
事前にできることには限界がありますよね。なんだかんだラスト一週間のスピード勝負になりがち。

そこでやってみたのが、「これ、ホントにいるの?」という問いかけ荷造り
荷造り(時間)にも、運ぶ(引っ越し費用)にも、置く(家賃)にもコストがかかっているんだと思うと、段ボールに入れる物を厳選するようになりました。

引っ越しは不用品を処分するいい機会です。定期的な転勤の度に処分できて、自宅もスッキリ。引っ越しも悪くないじゃないですか!

親しい友人との別れが辛い!

せっかく仲良くなった人たちとの別れは辛いもの。
だけど、今はスマホもSNSもある私たち現代人に、距離なんて関係なし!
親しい友人を新居に呼び寄せたり、私も友人宅にお邪魔したりと、お互いの家を宿代わりにして旅行を満喫しています。
ときどきLINE飲み会と称して、自宅でネット経由でお酒を飲みながら複数人でダラダラ話すことも。

大人になると近くにいてもずっと一緒にいるわけではありません。だったら距離なんて、そんな大きな問題ではないかもしれません。
文明の利器を大活用して、せっかくのご縁、大事にしたいものですね。

そして……大きな声では言えませんが、転勤に乗じてちょっとしんどかったマウンティング系のご近所さんとはさら~っとフェイドアウトできるというメリットも。

出会いと別れはワンセット。いいとこ取りでネクストステージへ!

大型連休は帰省に割かれがち!

ハイシーズンの交通費に泣きながら帰省する人の多い転勤族。
人混みの中を移動し、生活リズムの違う義実家や実家で過ごして、さらに帰ってきてからは荷物の片づけ……大変ですよね。

純粋に出かけたい場所で家族旅行したいわ……とお考えの転勤族の皆様、朗報です。普段の週末に近場で小旅行できちゃうのが、転勤族の利点ですから。ちょっと車を走らせて、美味しいものを食べて、珍しいものを見て、そのあたりで温泉なんかにつかっちゃって、遅くなったってかまわない、のんびり日帰り旅行。

定住だと行ける範囲は決まりがちですが、転勤族は勤務地次第。いろんなところに行けちゃいます。
地方のちょっと寂れたレジャースポットも、お弁当など持ち込み自由で、おまけに並ばずに済む年齢制限なしのアトラクションなどがあって、ご機嫌をそこねずにすむので小さなお子さんにはかえって良かったりして。

年に数回の大型連休は諦めて帰省し、月一の日帰り小旅行で思い出作りもいいですよね。

ポジティブに捉えて、お気楽な新生活を

引っ越しでいつも疲れ切っていた私ですが、この逆転の発想をするようになって、少し気持ちが楽になって転勤を楽しめるようになりました。

転勤に限らず、新生活をスタートされたみなさんが、ちょっとした発想の転換で、愉快で楽しい毎日を過ごせますように。

文・ノムラノリコ 編集・横内みか