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”大型台風”被害の実態、戸建ては「アンテナ」、マンションは「ガラス」に要注意。事前対策で家族を守ろう

台風情報イメージ

2018年9月初旬、日本に上陸した「台風21号」は猛烈な暴風雨によって、各地に甚大な被害を与えました。日本最大級のライフサービスプラットフォームを展開する「シェアリングテクノロジー株式会社(以下:シェアテク)」には、全国から7,433件もの被害に関する相談が寄せられました。そこでシェアテクでは「台風21号」による台風被害相談に関する7,433件のデータをもとに、被害の実態調査をおこないました。

「アンテナ」「ガラス」「雨漏り」「シャッター」に台風被害が出やすい

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台風21号による被害内容の多くは、「アンテナ」・「ガラス」・「雨漏り」・「シャッター」の4つに集中していました。被害の実態を調査し、今後新たな台風が接近したときにどのようにして備えるかについて考えてみましょう。

台風被害による調査結果

2018年9月初旬に上陸した台風21号による被害相談のなかから、建物ごとの被害の傾向を調査しました。

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建物の種類によっては被害が起こる場所が異なる

建物ごとの被害傾向は一戸建ての場合は「アンテナ」もしくは「雨漏り」に被害が集中し、集合住宅の場合は「ガラス」による被害が圧倒的で8割を占めています。店舗や倉庫も「ガラス」が約6割と最も多く、次いで「シャッター」に関する被害という結果でした。この調査結果から、台風時は一戸建ての場合が「屋根」を、集合住宅の場合は「窓」を、店舗などは「入り口」を重点的に台風に備える必要があることがわかります。

集合住宅の台風被害はなぜ「ガラス」が多い?

マンションなどの集合住宅では、台風時にガラスが割れる被害が相次ぎました。なぜ集合住宅ではガラスの被害が多くなるのでしょう? それは建物の階層が高くなるほど、風が強くなることが原因と考えられます。風速は高い位置になればなるほど速度を増します。高層階にもなると風をさえぎる物も減る傾向にあるため、さらに強風による被害が増加します。

「ガラス」被害の原因は「強風」と「飛散物」

集合住宅の高層階の場合、「強風」による風圧でガラスが割れてしまうこともありますが、高層階以外でも注意が必要なのは、強い風に乗って飛んでくる瓦や木片のような「飛散物」です。たとえ小さな小石でも、強風を伴えばガラスを割るのに十分な威力となります。例えマンションの高層階であっても、台風被害とは無縁と考えることはできません。お住まいの建物、階層にあった台風対策をおこなうことが必要です。

ガラスの被害が多いエリア

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2018年9月初旬に上陸した台風21号で最もガラスに関する被害が多かった都道府県は、1位が「大阪府」で全体の6割を超える被害件数となりました。大阪府だけに被害がここまで集中したのには、台風の進路と規格外の暴風を起こした台風であったこと以外に、大阪府内にある建築物にも原因があるのかもしれません。日本三大都市の1つである大阪府には、多くの高層ビルやマンションが建てられていて、強風の影響を受けやすかったのではと考えられます。さらに台風は地形の影響を受けやすいことから、高層ビル周辺に「ビル風」と呼ばれる強風が発生しやすく、このビル風によってより一層強風の威力が加速していきました。その結果、大阪府で多くのガラス被害が発生したのではないでしょうか。

アンテナ・ガラス・雨漏り・シャッターへの台風対策

台風が上陸したときに備えた事前対策について、きちんと考えておかなくてはいけません。事前に対策をとっておくことで、台風による被害を少しでも防ぐことが大切です。

ガラスの台風対策

強風によって飛んでくる「飛来物」がガラスにぶつかり割れることがありますので、台風時にはできるだけガラスからは離れた位置にいるようにしてください。ガラスに市販されている「保護フィルム」を貼ることで割れたガラスの破片が飛び散ることを防ぐこともできます。保護フィルムがない場合は、養生テープか、布ガムテープでガラスの端から端に、バツ印と十字と、合計4枚貼ることでガラスの破片の飛散を予防することができます。その上でカーテンをしっかりと閉めておきましょう。

アンテナの台風対策

一般的にアンテナの寿命はおよそ10年程度といわれています。寿命が近づいてきていたり、さび付いているアンテナは強風で負荷がかかると簡単に折れてしまう可能性があります。折れてしまったアンテナが強風で飛んでしまうと、近隣に思わぬ被害を与えてしまう可能性がありますので、専門の業者に依頼してアンテナ交換をすることをおすすめします。雨風の影響を受けにくい平面アンテナに交換することも台風対策として検討してもいいでしょう。

雨漏り(屋根)の台風対策

屋根が雨漏りを起こしそうなほど劣化していたり、傷んでいる場合は、外から異常を発見することができるケースもあります。普段から定期的に屋根の様子を確認しておくことも台風対策として有効です。ヒビ割れや隙間ができているのを発見したら早めに業者に依頼して屋根の修理を依頼しましょう。

シャッターの台風対策

台風接近にともないシャッターを閉める場合は、必ず全てのシャッターを降ろしてから鍵をかけておくようにしてください。中途半端に開いている状態だと強風の影響でシャッターが吹き飛んでしまいかねません。シャッターの中柱がしっかりと刺さるように、受け皿となる穴の部分も普段から丁寧に掃除をしておきましょう。

台風に備えて事前に対策をおこなおう

普段から意識して台風や災害への対策をすることで、いざというときに被害を少しでも抑えられるかもしれません。家屋に対する備えだけではなく、停電になった場合に備えて懐中電灯やラジオ、非常食の準備もしておきましょう。家族の安全を守るためにも、台風が接近したら家の外には出ないようにし、TVやインターネットなどでこまめに情報収集をしておくなども大切な備えとなります。

文・櫻宮ヨウ 編集・木村亜希

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