『キラキラ☆プリキュアアラモード』へ贈る3つの「ありがとう」
1月28日(日)で最終回を迎えた『キラキラ☆プリキュアアラモード』。スイーツ×アニマルがモチーフとなった今回のプリキュアは、スイーツに込められる「キラキラル」を守るために戦う6人のプリキュアの姿に、たくさんの「勇気」と「大好き」を貰いました。
我が家の5才の長女は『GO!プリンセスプリキュア』『魔法使いプリキュア!』に続き3作目。3才になった次女にとっては、まさにプリキュアデビューとなった今作。プリキュア大好き女子2人のパワーが炸裂しまくった1年でした。
姉妹にとっても、見守る親にとっても、忘れられない1作となった『キラキラ☆プリキュアアラモード』に、心を込めて3つの「ありがとう」を贈ります。
1つ目「ありがとう! スイーツパクト」
『キラキラ☆プリキュアアラモード』の変身アイテムである「スイーツパクト」。ホールケーキを模ったようなコンパクトは、その見た目からとってもキュート! 中に「アニマルスイーツ」をセットして付属のホイッパー型のスティックで‟まぜまぜ”することで、プリキュアに変身できるという、プリキュアの‟ごっこ遊び”には欠かせないおもちゃです。
我が家の姉妹は2才差ということもあり、モノに対する取り合いが非常に激しいのが悩みでした。たいして欲しくもないものでも、相手が持っているとなぜだか欲しくなってしまい、多発する「物の取り合い」でのケンカ。
今回の「スイーツパクト」も、もちろん2人は真っ先に「欲しい!」と挙手。しかし、どうしてもこれをひとつずつ与える気になれず、こんなお約束をしました。
「プリキュアグッズは、ひとつしか買えないよ。2人で仲良く遊ぶこと」
そして我が家にやってきた「スイーツパクト」。姉妹にとっては、はじめての‟ふたりのもの”。もちろん最初こそ些細なことでケンカになっていましたが、しばらくすると互いの距離感を覚え、仲良く順番に使えるように!
このあと続々と増えるグッズに対しても常に同じルール、プリキュアを通じて「ひとつのものを一緒に使う」ということを覚えた姉妹。
絶対なくすと思っていたスティックも、1年間キチンとコンパクトの中にお片付けされていました(笑)。
ありがとう! スイーツパクト!
2つ目「ありがとう!『キラキラル』」
「キラキラル」とはスイーツに宿る、人を元気にするエネルギーです。
スイーツ作りがメインとなった今回の『キラキラ☆プリキュアアラモード』で、お菓子や料理作りに目覚めた姉妹。たくさんのお手伝いも快く引き受けてくれるようになりました(主に料理だけ)。
2人でボールとにらめっこしながら唱えるコトバ「キラキラキラル、キラキラル」。まぁ、それが言いたいがためにお手伝いをしてくれていたのだと思いますが(笑)。そんな中、長女がひとこと「キラキラキラル、キラキラルはね、心を込めるということなのよ。スイーツ作りは気持ちを込めるのがたいせつなの!」。
そうだよね、お料理の最高のスパイスは愛情。これからもその気持ち忘れないでね!
娘に「心を込める」という意味を教えてくれてありがとう! キラキラル!
3つ目 「ありがとう!『キラキラ☆プリキュアアラモード』」
『キラキラ☆プリキュアアラモード』がはじまった当時、長女は4才、次女は2才。次女の成長により2人が一緒に遊べることが増えたこの1年、ほとんどプリキュアごっこをしていたと言っても過言ではないくらい、ずっとプリキュアごっこな毎日でした。
少しづつ増えていくアイテムたちを仲良く使いながら、長女はキュアマカロンに、次女はキュアカスタードになりきった1年。なりきりすぎて、娘たちを「ゆかり」「ひまり」と呼んでいた時間が多かった気がします(そう言わないと返事してくれなくなっちゃうんです……)。
そして私はキュアショコラを、旦那はキュアジェラートを、なぜだか祖母は主役のキュアホイップを(笑)配役され、強制的にキメ台詞や振り付けを覚えさせられました。『キラキラ☆プリキュアアラモード』ごっこがはじまると身を潜めたくなる大人たち。今となっては良い思い出ですね。
テーマソングのイントロが流れ出したとたん、力いっぱいに踊るダンスショーも日に日に上達。その姿に感服していました。
『キラキラ☆プリキュアアラモード』は姉妹の距離を縮めてくれました。
春には年長になる長女は、実は最近「プリキュア」よりも「ミラクルちゅーんず!」に興味深々のご様子(まだ見せていませんが……)。こうやって、成長に伴い興味のジャンルが変わっていくことは嬉しくもあり、少し寂しくもあり。2人の娘が同じ時期に、同じものに夢中になってくれる貴重な時間があとどれくらいあるのだろう……なんて、『キラキラ☆プリキュアアラモード』の最終回でセンチメンタルな気分になってしまった筆者。
とか言いながら、今年も相変わらず次作の『HUGっと!プリキュア』フィーバーな1年になるかもしれませんが(笑)。子どもの興味の移り変わりの時期は予測不能ですね……。
最終回で、それぞれの‟大好きの先”にあるものを見つけていったキラパティメンバー。大好きなことを見つけ、その先に自らの足で進んでいく強さを見せてくれました。
夢のはじまりは、いつだって「大好き」であること。そしてたくさんの「大好き」でいろいろな人と笑顔でつながることができるということを教えてくれた『キラキラ☆プリキュアアラモード』。これからどんどん大きく成長していく娘たちが、どうか「これ!」と胸を張って言える「大好き」を見つけ、大好きの先に続く道を自らの手で切り開いて欲しいと思います。
1年間、本当にありがとう!『キラキラ☆プリキュアアラモード』!
想い出はプライスレス……(涙)