いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

「お母さん、産んでくれてありがとう」言ったことはありますか?

実母 感謝

ママスタコミュニティに投稿を寄せてくれた、この日が誕生日というママさん。毎年誕生日が来ると、お母様から誕生日の祝福メールが届くそうです。今年も送られてきた「おめでとうメール」ですが、投稿者さんはどこか恥ずかしくて、「ありがとう」と返事をするのが精いっぱいだったとのこと。

そのワケは投稿者さん自身が出産を経験して、あることに気がついたためでした。

誕生日ってお母さんが頑張ってくれた日なんだなって自分が出産を経験して気づいたのね。だけど私は未だに「産んでくれてありがとう」って言ったことないの』

誕生日は、母が自分を産むためにすべての力を尽くして頑張った日でもある……自分が母親の立場になり、改めて気づく誕生日の意味。産んでくれた母にますます感謝の気持ちが湧いてきます。しかしいざその気持ちを口に出そうとしても、何だか照れくさかったりもしますね。

あなたはお母さんに「私を産んでくれてありがとう」と、言ったことはありますか?

「私を産んでくれてありがとう」と言ったことがある

「産んでくれてありがとう」を折りに触れて言ったことのある人。「産んでくれてありがとう」ではなく、「育ててくれてありがとう」という気持ちが先に起こるという意見もありましたよ。

『最近言ったなぁ。
しつけが超厳しかったけど、今じゃそれがありがたい。
その感謝も伝えた』

『言ってますよ。義母にも。
照れるけど。感謝してます。

手紙書いてみたらどう?』

『メールだけど、「お父さんとお母さんの子どもで幸せ。」と言ったことある』

『「育ててくれてありがとう」は言ったことある』

『私は一人目出産の時に言えました。
妊娠がわかる少し前に母が脳梗塞で倒れ、右半身に麻痺が残ったんだよね。
多趣味で料理も大好きだったけどできなくなってすごく落ち込んでた。私の妊娠がわかって喜んでくれたしリハビリも頑張ってたけど、産まれてくる孫と思うように関われないと思うと辛かったみたい。

出産した翌日、病室にきた母は杖をついてたけど自分で歩けるようになってた。
孫を抱きながら「頑張ったね~お母さんになったね~」と言ってくれた母に「産んでくれてありがとね」って。
そしたら「生きる勇気をくれてありがとうね」って言われたよ』

言ったことがない……理由はいろいろ

こちらは、言ったことがない人たちのお話です。いざ改まって言うとなると、恥ずかしくなってもおかしくないですよね。なかには、家族の歴史を振り返ると、今はまだ言う気持ちになれないという人もいました。

『言えてないな……恥ずかしいよね。でも、自分が母になって気付いたけど子どもの誕生日ってきっと母親が一番嬉しいのよね。こんなにも大きくなってくれたんだなって』

『私も感謝してるけど、仲良いからこそ今更恥ずかしくて言えないな。
そんなこと言ったら逆に心配されそう』

『言ったことがない。
いつか言える日が来ればいいけれど、今はまだ無理かな』

もっと早く言えばよかったな……

実母 感謝

こちらは、お母様がいよいよという時になって初めて伝えた人、あるいは最後まで伝えられなかった人の思いです。

『亡くなる前日に伝えたよ。母も呂律が回らないながらも「ありがとう」って言ってくれた』

『言えてない。
自分も子どもを産んだからこそ、「産んでくれてありがとう」じゃなくて「育ててくれてありがとう!」だと私は思うけどね。
感謝はしてる。でも言う前に亡くなってしまったから言えない』

『言いたくても言えないまま、母は天国に行ってしまった。
後悔しています』

自分自身の出産、そして子育ての経験を思えば、母親が「産んでくれてありがとう」という言葉を受けるのが、どれほど嬉しいことか……なおさら実感することでしょう。

ご実家に帰ったときに、あるいは何気ない毎日のなかで、「私を産んでくれてありがとう」と伝えてみてはいかがでしょうか?

ぜひ、後悔のないようにしてくださいね。

文・しらたまよ イラスト・鶏岡みのり

関連記事

親と”子育て価値観”に違いを感じる?「親・祖父母世代の子育て今昔ギャップ調査」
子育ての偉大な先輩であるのが、自分の(夫の)親。ただ時代によって子育ての常識が進化しているのにもかかわらず、昔の価値観をそのまま押しつけてくるなど、ときにちょっぴりやっかいな存在になることも…...
伸びる子どもの共通点は「お母さんが○○している」こと!【花まる学習会 高濱先生】
「我が子には伸びてほしい。学歴も大事かもしれないけど、できれば社会に出て力を発揮できる子になってほしい」と思うのが親心ではないでしょうか。そんな「将来にわたって伸び続ける子ども」にはある共通点があ...
初めての育児、行き詰まったときに効いた母の言葉
出産前は、赤ちゃんが生まれたら、大変だけれど幸せいっぱいの生活がやってくるんだろうな、なんて夢を見ていましたが、実際のところ、幸せいっぱいな生活は筆者にやってきませんでした。初めて向き合う自分の赤ちゃ...