<雨の日のチャリ通学>びしょ濡れで通うなんてかわいそう?自転車にこだわるのは理由があって…

台風や雨の季節になるとよく見かける光景。それは土砂降りのなか、必死に自転車を漕ぐ学生さんたちの姿。遭遇するたび、思わず「大丈夫かな」と胸が締め付けられるような気持ちになりませんか?
『大雨の日に、レインコートを着て必死に自転車のペダルをこいでいる学生さんたち、かわいそう……。小雨ならまだしも、大雨の日はどうにかならないものかしらねえ』
その姿を見るたびに、心のなかで「頑張れ……!」と応援してしまうママもいるかもしれませんね。しかしこれがわが子ならどうしますか? 投稿者さんのつぶやきに対するママたちの本音、ちょっと覗いてみましょう。
かわいそうというよりも“心配”
『かわいそうというより、事故に巻き込まれないかを勝手に心配してしまう』
『かわいそうよりも「危ないな~」って思う。今なんて自転車は車道を走るもんね。雨の日の車道って自転車だとかなり滑るからさ』
わが子と同世代の子が大変な思いをしているところを見かけると、かわいそうと思うより前に、心配が先に立つようです。わが子がもし同じ状況ならと考えると、さらに心配が募りそうですね。また、レインコートを着ていてもずぶ濡れになるわけですから、気をつけて帰ってほしいなあとか、風邪をひかないといいなあなんて願わずにはいられないのでしょう。ママたちの優しさが心にしみます。
電車より早い?大雨でも自転車を選ぶワケ
大雨のなか、必死に自転車を漕いで通学する学生さんを見ていると、
『雨の日くらい電車やバスを使えばいいのに』
と疑問に思うママもいるようです。このあたり実際どうなのか、さらにママたちの声を見てみましょう。
それができれば苦労しない……
『私の体験談。学校まで電車で行く選択肢もあったけれど、待ち時間を含めると30分以上余計にかかる。それがイヤで、どんなに雨風がひどくても必死に自転車で通学していたよ』
『うちの子は、学校までの公共交通機関が凄まじく混雑するので、意地でも自転車で行っている。自転車のほうが早いって』
公共交通機関で代用することも可能ですが、さまざまな事情により、大雨の自転車移動よりも過酷な状況になるケースもあるようです。その事情も、「本数が少なくて余計に時間がかかる」「雨の日はバスも周辺道路も大渋滞で遅刻確定」「激混みで乗れない」といった、打開策の見つけにくい難問だらけ。そうなると、結局はびしょ濡れになっても自転車通学が一番早いし、快適という結論にいたったのだそう。
送迎する?それとも見守る?
『雨がどうしようもなく激しい日は駅まで車で送っているよ』
『土砂降りのときはさすがに送るけど、学校周辺の道路が激混みするエリアだから、行ける限りは自転車で行くと子ども自身が言っている』
あまりにも雨風が強いとやはり親としては心配ですよね。車があるご家庭の場合、天候次第では送迎すると話すママもいれば、わが子が濡れても自転車で行きたいと主張するため、見守るしかないママもいるようです。さまざまな事情がありますから、各家庭のベストを模索するしかなさそうです。
ママたちの雨の日青春メモリー
『友だちと一緒だと「雨マジで最悪~!」とか叫びながら走るのも楽しかったよ』
『私もそんな感じだった。雨の日は友だちと叫びながら濡れて走っていたわ。それが意外にストレス発散できていたような。懐かしいなあ』
親の立場、大人の目線から見ると、大雨のなかレインコートを着ていてもびしょ濡れになりながら通学する姿は「かわいそう」とハラハラしてしまうのでしょう。しかし、当の本人たちは意外とタフで、その状況を楽しんでいる可能性もあるようです。深刻な状況も、仲のいい友だちと一緒なら楽しくなることってありますよね。まさかそれが、思わぬストレス発散になるとは驚きです。大雨も笑い飛ばせる、楽しめるなんてまさに“青春”ですね。
頑張れ!心のなかでエールを
大雨のなか、レインコート姿で爆走する学生さんたち。そこには、大渋滞や激混みのバスといった交通事情の難問や、「危ないから送迎する」「本人の意思に任せて見守る」といった、家庭ごとの試行錯誤が垣間見えました。アプローチは違えども、根底にあるのはわが子に安全に学校へ行ってほしいという共通の願い。親の愛を感じますね。今日も雨に負けず駆け抜けていく学生さんの姿を、ハラハラしながら見守りつつ、心のなかで「頑張れ~」「気をつけて~」とエールを贈ってあげましょう!
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文・櫻宮ヨウ 編集・有村実歩 イラスト・Ponko
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